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不登校*772 ページ24

‐赤司side‐


「名前」


と呟くように言うと「名前……?」とAはキョトンとした。

少し考えるとAは僕の腕をぎゅっと小さく弱い力で握って、

「せ、征十郎…さ、…ん」

と言った。
僕はAの頭を撫でる。

「よく出来ました」

と言うとAはムッとして口を膨らます。


「また、私をからかったんですか」
「さぁ?なんの事かな」
「最低です!酷いです!私…ッ、本当に嫌われちゃったかと、心配になったんですよ…!?」


と言ってポロポロと涙を溢して言うA。


「すまない。あまりにも僕を拒絶するからちょっと傷付いててね」

と言いながらAの涙を拭うとAは首を振る。

「拒絶なんてしてません。恥ずかしいだけです。傷付けてしまったなら私が悪いんですけど…」

と言って僕の手を掴む。
上目遣いはズルいだろ。

心のなかで思いつつAの頭を撫でる。


「ごめんなさい、赤司さん」
「名前」
「ご、ごめんなさい…せ、征十郎さん…」

と辿々しく僕の名前を言う。
名前を言うだけで照れられたら困る。

この先名前を呼んでくれなかったら悲しいぞ。
ずっと名字呼び。

付き合ってるのにどこかよそよそしく感じる。


「もういいよ。僕もAを不安にさせてしまったみたいだからね。ごめんね、A」


と言ってAの頭を撫でるとAは僕の肩に頭を乗せた。

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設定タグ:黒子のバスケ , 不登校 , 木戸藍楽   
作品ジャンル:恋愛
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木戸藍楽(プロフ) - そなさん» ありがとうございます!!私が夢主ちゃんを溺愛しすぎて赤司様のキャラに影響しているんですよね(笑) (2016年3月25日 0時) (レス) id: 3693b8335e (このIDを非表示/違反報告)
そな - 主人公ちゃんぎゃんかわ(^q^) (2016年3月21日 23時) (レス) id: f461286a31 (このIDを非表示/違反報告)
木戸藍楽(プロフ) - 橙乃かりんさん» 本当に力足らずの作者で申し訳ありません!! ありがとうございます!!頑張ります!! (2015年12月19日 14時) (レス) id: 3693b8335e (このIDを非表示/違反報告)
橙乃かりん(プロフ) - 木戸藍楽さん» あ、はい!あ、応援してます!頑張ってくださいね! (2015年12月19日 14時) (レス) id: d978ad2b67 (このIDを非表示/違反報告)
木戸藍楽(プロフ) - 橙乃かりんさん» あれ!?そうでした!?すみません……恋愛物書いたことがないとしといてください……本当にすみません… (2015年12月19日 13時) (レス) id: 3693b8335e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:木戸藍楽 | 作成日時:2015年12月10日 15時

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