検索窓
今日:2 hit、昨日:0 hit、合計:37,671 hit

不登校*751 ページ3

‐赤司side‐


「え、私に…ですか……?」
「はい…私、失礼な態度ばかり取ってしまって…柳瀬さんを不安にさせてしまったみたいなので………せめてものお詫びに」

いつの間にか顔の熱は引いていて、怒りばかりが募る。

柳瀬に殺意しか沸いてこない。
僕のAに色目を使って、僕からAを奪うつもりか?
なんて勝手に被害妄想までする始末。


それくらいAは大切なんだ。

トントンとAの二度腕を人差し指で叩くけどAは柳瀬と話す。
へぇ、無視か。


「カカオとかアレルギーの人でした……?」
「あ、いえ…そうじゃなくて……色々問題が……」

と柳瀬はチラッと僕を見る。


「柳瀬、貰うな。これは命令だ」
「はい。かしこまりました」
「なんでですか。良いじゃないですか。作ったのは私なんだから」

ようやく僕に話し掛けてくれたのに、喧嘩腰。
僕は相当Aの機嫌を損ねさせてしまったみたいだ。

そして素直になれない僕も喧嘩腰で返してしまった。


「それでも僕が主人だ。Aに決定権はない」
「柳瀬さん…どうしてもダメですか……?」

言った後に後悔するパターンの僕の返し。
Aはまたすぐ柳瀬を見た。


「申し訳ありません。征十郎様の命令は絶対なので。お気持ちだけお受け取りします」
「残念です……柳瀬さんと少しでもお近づきになれたらな、と思ったんですけどね……」


本当に残念そうに肩を落として言うAに、僕が悪いみたいに感じる。


「………わかったよ」

僕のトレイの上にある多分チョコムースを一口食べてから、Aの手に持つチョコムースを柳瀬に渡す

不登校*752→←不登校*750



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (30 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
44人がお気に入り
設定タグ:黒子のバスケ , 不登校 , 木戸藍楽   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

木戸藍楽(プロフ) - そなさん» ありがとうございます!!私が夢主ちゃんを溺愛しすぎて赤司様のキャラに影響しているんですよね(笑) (2016年3月25日 0時) (レス) id: 3693b8335e (このIDを非表示/違反報告)
そな - 主人公ちゃんぎゃんかわ(^q^) (2016年3月21日 23時) (レス) id: f461286a31 (このIDを非表示/違反報告)
木戸藍楽(プロフ) - 橙乃かりんさん» 本当に力足らずの作者で申し訳ありません!! ありがとうございます!!頑張ります!! (2015年12月19日 14時) (レス) id: 3693b8335e (このIDを非表示/違反報告)
橙乃かりん(プロフ) - 木戸藍楽さん» あ、はい!あ、応援してます!頑張ってくださいね! (2015年12月19日 14時) (レス) id: d978ad2b67 (このIDを非表示/違反報告)
木戸藍楽(プロフ) - 橙乃かりんさん» あれ!?そうでした!?すみません……恋愛物書いたことがないとしといてください……本当にすみません… (2015年12月19日 13時) (レス) id: 3693b8335e (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:木戸藍楽 | 作成日時:2015年12月10日 15時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。