【黒子のバスケ】関わらないでください15【赤司征十郎】

不登校＊768 ページ20

「…これの事かい？」


突然キスされて、甘い声で言われたら頷くしか出来ない。

でも赤司さんのキスが嫌な訳じゃない。
寧ろ愛を感じれて嬉しいけど、でも恥ずかしい。

この前のあの今までしたことのないようなキスは怖くて無理。
一瞬気が飛びかけたもん。
怖いよ。


「また違うこと考えてる。僕が居るんだから僕を見てよ」

と赤司さんに言われる。

だから赤司さんを見ると恥ずかしくて仕方無いから見ないのに。
いや、見れないのに。

「丁度いい。少し保体を教えてあげよう」

と私の髪を掬い上げて唇をつけながら私を見下ろす赤司さん。

中学生とは思えない色気が……
ってまた考えてる事が逸れた…


「保健体育……？」
「あぁ」

と言いながら赤司さんは私の頭を優しく撫でた。

保健体育に今の状況がどう関係するのだろう。
疑問に思いつつ私は赤司さんに耳を傾けた。

赤司さんは私の唇を親指で撫でながら、

「キスにはね、まだ続きがある。その行程を行えば君のお腹に子が出来る」

と言って私のお腹を人差し指で軽く触れる赤司さん。

行程……？

「でも僕等はまだ中学生だ。僕はまだキスより先は教えないよ」
「どうしてですか…？」
「もしAのお腹に僕とAの子供が出来てしまったらどうするんだ」


と少し強めに言われる。

どこかで聞いたことがある。
男の人が女の人との赤ちゃんを作ってしまったら結婚しないといけないって。

赤司さん…恋愛対象としては見てくれていても結婚相手としては見てくれてないのかな……
そうだよね。
まだ結婚なんて早いもんね。

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