不登校*750 ページ2
‐赤司side‐
Aが拗ねてますオーラ全開にしてて、それが可愛いのもあって少し何も言わないでいたらAは突然部屋を出ていった。
さっき発言のおかげで顔が熱い。
『バスケをする赤司さんも好きですから』
『赤司さんのページだけ見ていればいいんですから』
恥らしさを見せず言ったAに、僕が照れて顔の熱が引くまで俯いていた。
Aは自分の発言を気持ち悪いとか言っていたけど、僕にとってはそんなことない。
「でもついついいじめ過ぎちゃったかな」
反省。
その時部屋のドアの音がして慌てて何もなかった様にしたのが間違いだった。
Aは三個の何かをトレイに乗せて持ってきたかと思うと、トレイを机に置いてその何かとスプーンをひとつずつ持った。
三個?
疑問に感じたときは既に遅かった。
Aは僕の横を素通りしたかと思えば、
「や、柳瀬さん……!チョコとかへ、平気ですか……?よ、よかったら…」
なんで一番初めに渡すのが僕じゃなく、柳瀬なんだ。
それだけで可笑しくなりそうなのに、対人恐怖症のAが自分から話し掛けるのだから仕方無いのだけれど、緊張から顔を赤く染めていて何も知らない他人が見れば告白しているようにも取れる。
なんだよ、それ。
さっきまで僕についてあんなに語ってくれたじゃないか。
なのになんで僕を置いて、柳瀬な訳?
けどAに当たるな。
例えどんな理由があろうとも、Aに当たるな。
そのリミッターをかけるだけで精一杯だった。
44人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「黒子のバスケ」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
木戸藍楽(プロフ) - そなさん» ありがとうございます!!私が夢主ちゃんを溺愛しすぎて赤司様のキャラに影響しているんですよね(笑) (2016年3月25日 0時) (レス) id: 3693b8335e (このIDを非表示/違反報告)
そな - 主人公ちゃんぎゃんかわ(^q^) (2016年3月21日 23時) (レス) id: f461286a31 (このIDを非表示/違反報告)
木戸藍楽(プロフ) - 橙乃かりんさん» 本当に力足らずの作者で申し訳ありません!! ありがとうございます!!頑張ります!! (2015年12月19日 14時) (レス) id: 3693b8335e (このIDを非表示/違反報告)
橙乃かりん(プロフ) - 木戸藍楽さん» あ、はい!あ、応援してます!頑張ってくださいね! (2015年12月19日 14時) (レス) id: d978ad2b67 (このIDを非表示/違反報告)
木戸藍楽(プロフ) - 橙乃かりんさん» あれ!?そうでした!?すみません……恋愛物書いたことがないとしといてください……本当にすみません… (2015年12月19日 13時) (レス) id: 3693b8335e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:木戸藍楽 | 作成日時:2015年12月10日 15時