【黒子のバスケ】関わらないでください13【赤司征十郎】

不登校＊697 ページ49

赤司さんは私を片手で抱き締めながら私の作った料理を食べる。

なんだろう。
私赤司さんの人形かなんかなのかな…？

いや、でも赤司さんは人間として扱ってくれてるよね？


赤司さんを見ると赤司さんは美味しそうに食べてくれる。


「Aの料理は本当に絶品だよ」
「ありがとうございます」

赤司さんは私の頭を撫でてくれる。

へへへ……っ
また誉めてもらえた…！

やっぱり赤司さんに誉めてもらえるのは嬉しいもので、自然と口元が緩んでしまうから手で隠す。


「Aも食べる？」
「いいんですか？」
「ああ、勿論」

と言われて頷く。

すると赤司さんはハンバーグを切って私に向けた。
えっと……このまま食べてもいいんだよね？

恐る恐るハンバーグを食べる。

赤司さんは微笑むと私の頭を撫でる。
そして赤司さんはまた食べ始める。

私は結局赤司さんの膝の上で夕食のパンを食べる事にした。


ジャムを付けて食べる。

あ、このジャム美味しい。
今度からこのジャムで食べようかな。

なんて思いながら食べていく。


「赤司さん、そんなに私と居て飽きませんか？」
「飽きるわけ無いだろ」

と赤司さんは即答で答える。

赤司さんは暇があるといつも私の傍に居てくれる。


今まで一人で部屋に籠っていた時は寂しかったけど、赤司さんが居れば寂しくない。
それに今は赤司さんだけじゃなくコクもいるから。

落ち着いて周りを見れば私には沢山の人が居てくれたんだって気付けた。

それも全て赤司さんのおかげ。

本当にありがとうございます、赤司さん

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