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不登校*683 ページ35

‐赤司side‐


僕に抱き付きながら言うAを抱き締める。


「Aも温かいよ」
「赤司さんの方が温かいです」

と顔は見えないけど声は不機嫌そうだ。

不機嫌だけど僕にギュッと抱き付く。
Aが今まで甘えられなかった分僕に甘えていいから。



「もし私が赤司さんの機嫌が悪いのに気付かずにこうしたら赤司さんは怒りますか?」
「八つ当たりはしないようにするよ」


と言うとAは顔を上げて僕を見ながら小さな声で「ほんと?」と聞いてくる。

上目遣いになるのは仕方無い事だとしても、二回も連続は……
可愛いんだから。


「ああ、本当だよ」

そう言いながらAの頭を撫でる。
Aは頬を赤らめながら笑った。

今、僕の鼓動の音は聞かれているのだろうか。
だとしたら恥ずかしい。

先程から凄い早さで脈打つのが僕でも分かる。


「赤司さん……心臓の音早いですね…」
「バレてしまったか」

そりゃあ僕の胸元に耳をつけていれば聞こえるだろうけど……


「Aとこんなに密着していると…ね?」
「ということは私が赤司さんをドキドキさせれたと言うことですね!」

とどこか嬉しそうに言うA。
子供のようにはしゃぐAはなんて可愛いのだろうか。


「嬉しそうだね」
「そりゃあそうですよ!だっていつも私ばっかりドキドキして…不公平じゃないですか」

と僕から体を離して言うA。
結構喜怒哀楽を素直に出せる様になってきたな。

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設定タグ:黒子のバスケ , 不登校 , 木戸藍楽   
作品ジャンル:恋愛
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希廃@凜(プロフ) - 閲覧ありがとうございました!コメ返したんで良かったら! (2015年11月24日 23時) (レス) id: f44098770f (このIDを非表示/違反報告)
木戸藍楽(プロフ) - 扇さん» ありがとうございます!!一度書くと止まらなくなってしまって(笑) 二人のラブラブ感は羨ましいです(笑) でも好きです(笑) ありがとうございます!頑張ります!! (2015年11月24日 22時) (レス) id: 3693b8335e (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 続編おめでとさんです!パッと見てみたら大量更新されていらっしゃったのでビビりました(笑)やはり二人のやり夢主ちゃんは癒されますね。更新頑張って下さい! (2015年11月24日 22時) (レス) id: 15b4ebb32c (このIDを非表示/違反報告)
木戸藍楽(プロフ) - 希廃@凜さん» いえ!時間が空きましたらになってしまいますが、出来るだけ早目に拝見させていただきますね! (2015年11月24日 22時) (レス) id: 3693b8335e (このIDを非表示/違反報告)
木戸藍楽(プロフ) - たまきさん» ありがとうございます!!評価だけでなくお気に入りまで……!?本当にありがとうございます!! 一回書くと止まらなくなってしまって(笑)ありがとうございます!頑張ります!! (2015年11月24日 22時) (レス) id: 3693b8335e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:木戸藍楽 | 作成日時:2015年11月23日 23時

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