不登校*665 ページ17
‐赤司side‐
「まぁプライベートの話には踏み込まないでおくよ」
「助かります」
と笑いながら一礼をする佐藤。
その時タイミングが良いのか悪いのか、Aが来た。
「お取り込み中すみません。出来ました」
「大丈夫」
と話す僕等。
テツヤ達の前にはAの作ったオムライスを佐藤と富田で運んでいた。
「いつも赤司っちの弁当は見てるけど、実際に目の前にくると圧巻スわ」
「うまそ〜」
とそれぞれが口々に感想を言う。
「見た目も良いが勿論味も良い。それにちゃんとバランスよく食材が入っている」
「中学生とは思えないのだよ」
と僕が言うと真太郎が呟いた。
Aは少し恥ずかしそうにしている。
誉められ慣れしてないのがバレバレだ。
「食べていい!?」
とキラキラした目で言う敦にAは頷いた。
敦を筆頭に食べ始める。
僕も食べる。
うん。
いつも食べてる味だ。
優しい心の詰まった、きっとAにしか作り出せない味。
Aのこの心があるから作れる味。
「美味しいよ!Aちゃん!」
「あ、ありがとう…さつきちゃん……へへへ…」
と照れながら笑うAの頭を撫でる。
Aは不思議そうに僕を見つめた。
もう少しAは自分が可愛いと自覚するべきだと思ったのは僕だけじゃないだろう。
「Aはちゃんと食べたかい?」
と聞くと「あ…」と呟いた。
これは食べてないな。
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希廃@凜(プロフ) - 閲覧ありがとうございました!コメ返したんで良かったら! (2015年11月24日 23時) (レス) id: f44098770f (このIDを非表示/違反報告)
木戸藍楽(プロフ) - 扇さん» ありがとうございます!!一度書くと止まらなくなってしまって(笑) 二人のラブラブ感は羨ましいです(笑) でも好きです(笑) ありがとうございます!頑張ります!! (2015年11月24日 22時) (レス) id: 3693b8335e (このIDを非表示/違反報告)
扇(プロフ) - 続編おめでとさんです!パッと見てみたら大量更新されていらっしゃったのでビビりました(笑)やはり二人のやり夢主ちゃんは癒されますね。更新頑張って下さい! (2015年11月24日 22時) (レス) id: 15b4ebb32c (このIDを非表示/違反報告)
木戸藍楽(プロフ) - 希廃@凜さん» いえ!時間が空きましたらになってしまいますが、出来るだけ早目に拝見させていただきますね! (2015年11月24日 22時) (レス) id: 3693b8335e (このIDを非表示/違反報告)
木戸藍楽(プロフ) - たまきさん» ありがとうございます!!評価だけでなくお気に入りまで……!?本当にありがとうございます!! 一回書くと止まらなくなってしまって(笑)ありがとうございます!頑張ります!! (2015年11月24日 22時) (レス) id: 3693b8335e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:木戸藍楽 | 作成日時:2015年11月23日 23時