【黒子のバスケ】関わらないでください12【赤司征十郎】

不登校＊608 ページ10

「きゃー！Aちゃん可愛いー！」
「うげっ…！」


さつきちゃんに抱きつかれてその中学生離れした胸に顔を押し付けられる状態になり息ができない。
し、死ぬ…！


「さ、さつき、ちゃ…くるし……」


さつきちゃんの背中を頑張って叩く。

ほ、ホントに苦しい……
息…酸素…！


「何してるんだ、桃井。離してやれ。苦しがってる」

赤司さんの声が聞こえるとさつきちゃんは謝りながら私を離した。

突然一気に入ってくる酸素に私の体は着いていけなくむせる。


「大丈夫か？」
「は、はい…ゴホッ……」
「ご、ごめんね…Aちゃんが可愛くてつい…」


と成り立ってない理由で謝るさつきちゃん。

もう少しちゃんとした理由は無いのかな！？


「理由はよく分からないけど…大丈夫だよ」

と笑う。

「試合？は…どうなったんですか？」
「勿論僕のチームの圧勝さ」


と赤司さんの後ろでは座り込む皆さんがいた。
それに対して赤司さんは汗一つ流してない。

赤司さんは底無しの体力なのですか…？

と苦笑する。


「また負けたッスぅ〜」
「赤司にはやっぱまだ勝てねぇな」


と言ってる黄瀬さんと青峰さん。
紫原さんはコンビニに行っていて、緑間さんは特に何も言わず休憩していて黒子さんに至っては倒れてる。


「二人は今日デートだったの？」
「まぁそうだね」

と言いながら紅茶を飲む赤司さん。

「ほんとラブラブだよね！あぁ〜いつか私もテツくんと…」


とまさに黒子さんの居る場所でなんで言えるのだろう。
私は苦笑した。

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