検索窓
今日:32 hit、昨日:6 hit、合計:35,920 hit

不登校*628 ページ30

‐赤司side‐


「お前嫌いなタイプだ」
「奇遇だね、僕もだよ」

と笑ってるのに決して笑ってない会話をする。
Aは誰にも渡さない。

僕だけのAだから。
他の男には渡さない。


「それで?もう一度見せてつけてほしいのか?それなら喜んでやってあげるよ」

と言うと舌打ちをして応接室を出ていった。


僕の勝ち。

僕が負けるわけがない。


「と言う事なのでもう"二度"と僕等の仲を引き裂こうとしないで頂きたい。僕等もこれで失礼します。立てるかい?A」


と聞くと頷くけど立とうとすると座り込んでしまうA。

まだ腰が抜けているらしい。
僕はAの背中と膝の後ろに腕を回して抱き上げる。

軽い。


「ひゃあぁ……」
「掴まってて」

とAの腕を僕の首に回す。
応接室を出るとすぐ傍に棗が立っていた。


「…行こうか、A」

と優しく言うと僕に顔を埋めて頷いた。



Aの部屋に来るとベッドに座らせようとしたけど力が入らないみたいなので寝かせる。


「そんなに腰抜かしちゃった?」
「だ、だって…あ、ああああんなキス……」


恥ずかしくなったのかぬいぐるみで顔を隠すA。

このウサギの様に可愛いA。
そんな可愛いAの頭を撫でる。


「強引でごめんね…もっと雰囲気を作ってからの方が良かったよな……」


とベッドに横になるAを撫でながらベッドに座る。

Aはぬいぐるみから少し顔を覗かせて僕を見た。

不登校*629→←不登校*627



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (26 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
56人がお気に入り
設定タグ:黒子のバスケ , 不登校 , 木戸藍楽   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

木戸藍楽(プロフ) - 扇さん» 一からなんてありがとうございます!!夢主ちゃんが誉めていただけると嬉しいです(笑) ありがとうございます!!頑張ります!! (2015年11月23日 23時) (レス) id: 3693b8335e (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 最近この作品見つけてパート1からほぼ一気読みしちゃいました!夢主ちゃんがめっちゃいいこで私もこんな子になれたらなー、とか考えてました笑 まぁ無理ですけど笑 更新頑張って下さい! (2015年11月21日 15時) (レス) id: 15b4ebb32c (このIDを非表示/違反報告)
木戸藍楽(プロフ) - せとかさん» ありがとうございます!!夢主ちゃん誉めていただけると嬉しいです(笑) 結構文はグダグダですよ(笑) ありがとうございます!頑張ります!! (2015年11月21日 10時) (レス) id: 3693b8335e (このIDを非表示/違反報告)
せとか - いつも読ませてもらってます。かわいい夢主ちゃんにとても癒されます。私もこんな文章書けたらいいのになって思います。これからも更新頑張ってください! (2015年11月21日 0時) (レス) id: c2d5b5d563 (このIDを非表示/違反報告)
木戸藍楽(プロフ) - 夏座敷さん» 私も書いているとき結構和んでて、赤司様の言葉(自分で作っている言葉だけど)にはいつも救われます(笑) 素敵なんて勿体ないお言葉ありがとうございます!それは嬉しいです!ありがとうございます!頑張ります!! (2015年11月19日 21時) (レス) id: 3693b8335e (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:木戸藍楽 | 作成日時:2015年11月17日 17時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。