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不登校*609 ページ11

「本屋なんてAちゃんらしい!」
「え?なんで分かって…」
「姉ちゃん。袋」


と蒼太に指を差されて気づく。

そう言えば今日赤司さんが全部お金は出してくれたな…
申し訳ない…


「僕は大丈夫だから、そんな顔するな」

と赤司さんは微笑みながら私の頭を撫でた。
お父さんとはやっぱりまだ距離を置いている。

蒼太は大丈夫だけどお母さんとも少し距離を置く。


「もぉ、二人ってなんでそんなにずっとラブラブでいられるの!?ね!皆!」

と皆さんに同意を求めるさつきちゃん。

そんな、皆が言うほどラブラブなのかな……?

「Aに欠点が無いからさ」
「え……欠点沢山ありますよ…人見知り激しいし、対人恐怖症だし、料理の食べ方知らないし…勉強出来な」

と私はひたすら自分の嫌いなところを言っていくと赤司さんの指で止められた。

赤司さんは少し睨むような目付きで私を見て、


「またマイナスに考えてる。何度も言っているだろ?マイナスに考えれば考えるほど自分を駄目にすると」


と言われて頷く。

「人見知りや対人恐怖症はそう簡単に治せるものじゃない。食べ方や勉強が分からないなら僕が教える。AはAが思うほど悪くないから。寧ろ僕は世界一素晴らしい女性だと思っているよ」


と赤司さんは微笑んで言った。

一応人前……それもお母さん達の前…
なのに赤司さんは顔色を変えず言ってのけた。

でも赤司さんの言葉に救われているのも事実。
だから言い返せず、言葉を無くしてしまうのもある。


一番は恥ずかしいだけど…

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設定タグ:黒子のバスケ , 不登校 , 木戸藍楽   
作品ジャンル:恋愛
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木戸藍楽(プロフ) - 扇さん» 一からなんてありがとうございます!!夢主ちゃんが誉めていただけると嬉しいです(笑) ありがとうございます!!頑張ります!! (2015年11月23日 23時) (レス) id: 3693b8335e (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 最近この作品見つけてパート1からほぼ一気読みしちゃいました!夢主ちゃんがめっちゃいいこで私もこんな子になれたらなー、とか考えてました笑 まぁ無理ですけど笑 更新頑張って下さい! (2015年11月21日 15時) (レス) id: 15b4ebb32c (このIDを非表示/違反報告)
木戸藍楽(プロフ) - せとかさん» ありがとうございます!!夢主ちゃん誉めていただけると嬉しいです(笑) 結構文はグダグダですよ(笑) ありがとうございます!頑張ります!! (2015年11月21日 10時) (レス) id: 3693b8335e (このIDを非表示/違反報告)
せとか - いつも読ませてもらってます。かわいい夢主ちゃんにとても癒されます。私もこんな文章書けたらいいのになって思います。これからも更新頑張ってください! (2015年11月21日 0時) (レス) id: c2d5b5d563 (このIDを非表示/違反報告)
木戸藍楽(プロフ) - 夏座敷さん» 私も書いているとき結構和んでて、赤司様の言葉(自分で作っている言葉だけど)にはいつも救われます(笑) 素敵なんて勿体ないお言葉ありがとうございます!それは嬉しいです!ありがとうございます!頑張ります!! (2015年11月19日 21時) (レス) id: 3693b8335e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:木戸藍楽 | 作成日時:2015年11月17日 17時

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