【黒子のバスケ】関わらないでください6【赤司征十郎】

不登校＊348 ページ50

‐赤司side‐


「どこか帰り際に寄ってみようか」
「え？」
「猫のおもちゃとか必要だろ？」


と言うとAは頷いた。

「後、Aの欲しい物とか折角だし…どうかな？」
「寄りたい、です…」
「名倉。どこか近場のデパートに寄ってくれ


と前に声をかけると「かしこまりました」と言った。

隣でAが「リハビリ…大丈夫…頑張れ」とぶつぶつ言っていたが顔色が真っ青になっていく。


「無理しなくていいよ？なんなら僕だけでも買いに行くし」
「い、行きます！だ、大丈夫…です……」


全く大丈夫に見えないのに。

「そうかい？」


と頷きながらも震える手で僕の手を握る。


どうして君はそんなに可愛いのかな？

と思いながら握り返す僕も僕だが。


すると車が停まって富田がドアを開けた。


Aは恐る恐ると言った感じで車から出た。


「征十郎様。こちら、念のため旦那様から頂いたお金でございます」


と富田に財布を渡される。

Aの手を取って歩きだす。
然り気無く指を絡めて。


「ひ、人………」


日曜日と言うこともあり家族連れやデートやらなんやらの客が多い。
Aは怖さからかギュッと強く僕の手を握った。


「大丈夫か？」
「だ、大丈夫です…」


と言いながらも手を強く握る力は変わらない。


Aは下を向いて人と顔を合わせないようにして歩いている。


まずはペットショップだろうね。

*****
今日中に移行できるよう頑張ります……

P.S.
続編が出来ました！

続編でもよろしくお願いいたします！

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