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不登校*342 ページ44

「京都…ですか…」
「あぁ。Aの高校もそろそろ決めておかないと卒業しても今のご時世高校は卒業しないといけない。それはAも分かってる筈だ」


と今私が中学三年生というのを思い出す。

そうだ。
分かれ道なんだ。


赤司さんが京都に行ってしまったら、私は追い出されるのだろうか。


「私は…定時制の高校に入って……バイトしたいです」
「Aが何処に行こうが自由だ。父さんに頼めば金銭面は全て免除してくれるだろう。
今はそこじゃないんだよ」


と赤司さんは話を戻した。


お金の事忘れてた…

でも対人恐怖症を治せばバイトして自分でお金を稼いで学費を出せる様になるかもしれない。


「僕が京都に居る間、Aは何処に居る?僕の家でもいいよ。富田等も東京に残るからね」
「赤司さんに着いていく人居ないんですか?」
「あぁ」


と赤司さんは頷く。

私は何処の高校に入るか決めてない。
でもどうすればいいんだろうか。


「まぁそれは今決めることじゃなかったね」


と悩む私を見かねてかそう言った。


「姉ちゃんはここに帰ってこないの?」
「うん…赤司さんに着いていく。それで今までお世話になった分の恩を恩返しする」


と蒼太に言うと蒼太は「そっか」と悲しそうに言った。


「赤司くん。こんなもので悪いけど、Aをお願いしてもいい?」


と赤司さんに何か包みを渡しながら言うお母さん。

「わざわざすみません。Aの事は一生涯守るつもりでいるので安心してください」


と言ってお父さんにニコッと笑う赤司さん。


「一生涯なんていいですよ。多分大人くらいになれば自立出来てますから」


と赤司さんに言うと赤司さんは呆れた顔をして私を見た。


「まったく君は……これだから………」
「え?」

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設定タグ:黒子のバスケ , 不登校 , 木戸藍楽   
作品ジャンル:恋愛
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木戸藍楽(プロフ) - ネギマヨDXさん» なんと言うお優しい方々なんでしょう…!!神ですか! 自炊と言っても特に何も作れませんよ(笑) ありがとうございます!頑張ります!! (2015年10月24日 17時) (レス) id: 3693b8335e (このIDを非表示/違反報告)
ネギマヨDX(プロフ) - 木戸藍楽さん» 酷いお父さんですね…。でも自炊するなんてエライですね!!も〜誰に何されようと私達、読者の皆は貴方を支えますよ!!これからも頑張ってください!! (2015年10月24日 17時) (レス) id: 54be965391 (このIDを非表示/違反報告)
木戸藍楽(プロフ) - ネギマヨDXさん» 私よくお父さんが居ると昼御飯抜きだったので自分で作るしか無かったんですよ(笑)そして今度弟に目玉焼き教えてもらう予定です(笑) (2015年10月24日 14時) (レス) id: 3693b8335e (このIDを非表示/違反報告)
ネギマヨDX(プロフ) - 木戸藍楽さん» しょ、小4のときから卵焼きつくれたんですか!?私なんて中2ですけど今だにゆで卵もまともにゆでれないうえ卵焼きなんてスクランブルエッグですよ!?どうしたら卵焼きって作れるんですかね!? (2015年10月24日 4時) (レス) id: 54be965391 (このIDを非表示/違反報告)
木戸藍楽(プロフ) - あやさん» ありがとうございます!!嬉しいです!!ノロノロと頑張らせていただきます! (2015年9月21日 21時) (レス) id: 3693b8335e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:木戸藍楽 | 作成日時:2015年9月14日 13時

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