検索窓
今日:9 hit、昨日:37 hit、合計:121,807 hit

不登校*336 ページ38

花壇や餌やりも終え時間も迫ってきた。

名倉さんが車の準備に入って富田さんが私の準備を手伝ってくれた。


「では、行きましょうか」


と富田さんが言うから頷く。
富田さんがドアを開けると赤司さんが前にいて、


「行こう」


と私の手を握った。

名倉さんが車のドアを開けてくれて赤司さんが先に乗せてくれた。
乗る前に名倉さんに住所の書いたメモを渡す。

違う意味でドキドキしてきた…


「では車を出します」


名倉さんのその一言で車は動き出した。


家が近付いてきてるんだな…と思うと自然と震えてくる。
すると肩をグイッと引っ張られて赤司さんに寄り掛かってしまう。


「大丈夫。僕が居るから」


と肩をぽんぽんと優しく叩いてくれて安心する。

赤司さんに今は身を委ねることにした。


しばらく赤司さんの体温を感じていると車が止まった。


「Aさん。こちらのお家で間違いありませんか?」
「…はい」


窓から見ると私の家だった。

車から降りて家を前にする。
赤司さんは傍に居てくれて私はインターホンを震える指先で押した。


「はい」


と出てきたのはお母さんだった。


「A…それに赤司くんまで………どうぞ、リビングにお父さん居るから」


と言ってお母さんは私達を家に入れた。

久し振りに入る家は、懐かしいと思った。

不登校*337→←不登校*335



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (63 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
131人がお気に入り
設定タグ:黒子のバスケ , 不登校 , 木戸藍楽   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

木戸藍楽(プロフ) - ネギマヨDXさん» なんと言うお優しい方々なんでしょう…!!神ですか! 自炊と言っても特に何も作れませんよ(笑) ありがとうございます!頑張ります!! (2015年10月24日 17時) (レス) id: 3693b8335e (このIDを非表示/違反報告)
ネギマヨDX(プロフ) - 木戸藍楽さん» 酷いお父さんですね…。でも自炊するなんてエライですね!!も〜誰に何されようと私達、読者の皆は貴方を支えますよ!!これからも頑張ってください!! (2015年10月24日 17時) (レス) id: 54be965391 (このIDを非表示/違反報告)
木戸藍楽(プロフ) - ネギマヨDXさん» 私よくお父さんが居ると昼御飯抜きだったので自分で作るしか無かったんですよ(笑)そして今度弟に目玉焼き教えてもらう予定です(笑) (2015年10月24日 14時) (レス) id: 3693b8335e (このIDを非表示/違反報告)
ネギマヨDX(プロフ) - 木戸藍楽さん» しょ、小4のときから卵焼きつくれたんですか!?私なんて中2ですけど今だにゆで卵もまともにゆでれないうえ卵焼きなんてスクランブルエッグですよ!?どうしたら卵焼きって作れるんですかね!? (2015年10月24日 4時) (レス) id: 54be965391 (このIDを非表示/違反報告)
木戸藍楽(プロフ) - あやさん» ありがとうございます!!嬉しいです!!ノロノロと頑張らせていただきます! (2015年9月21日 21時) (レス) id: 3693b8335e (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:木戸藍楽 | 作成日時:2015年9月14日 13時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。