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不登校*321 ページ23

‐赤司side‐


後少しで触れそうな時、ガチャッとドアが開いた。
突然の事に僕等は固まる。

なぜいつもいいところで邪魔が入る…!?


「征十郎様。黒子さん達が…………って!何してるんですかぁ!!?私のAさんを放してください!!」


と叫ぶ富田の後ろにテツヤ達も居てAはフリーズ。

この際だから言ってしまおうか。


「富田のではない。僕のだ」
「えっまさか赤司っち……?」


と涼太は驚く顔をして固まる。

涼太には悪いけど、僕も本気なんだよ。


涼太は一瞬悔しそうに俯いたけどまたすぐ営業スマイルに頼った。


「お似合いッスよ!二人とも!」


誰かが幸せを掴めば、誰かが不幸になる。
僕がAと付き合えたら、Aを好きな奴等は悲しむ。

いつまでも理不尽な世界だ。



「お似合いなのはいいんですが、少し離れてくれませんか?目のやり場に困ります」


とテツヤが言うと頷く奴等。

Aを抱き締める手を渋々緩めると、猫を抱いてベッドの影に隠れた。


「で、お前らは何しに来たんだ?」
「何しにってそりゃあ…」
「Aちんの様子見に来たのー。はい、おめでとうのクッキー」


と敦が僕にクッキーの箱を渡してきた。

僕はベッドの後ろで顔を真っ赤にしながら踞るAに、


「バニラ、ストロベリー、チョコ味のクッキーは」
「チョコ!?」


とひょこっと顔を出したA。

反応からしてチョコが好きなんだね。


目を輝かせてるし。



「ああ。そうだよ。要るかい?」


コクコクと凄い勢いで頷くA。


「ありがとう、敦」


とお礼を言っているとよっぽど気に入ったのか、僕の膝の上に来る猫。


「あっ…コク…」
「ニャー」

猫を撫でるとペロッと舐めてすぐにAのところに戻った。


僕がAの彼氏に相応しいか審査したのか?

僕が猫に審査させるとはね。

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設定タグ:黒子のバスケ , 不登校 , 木戸藍楽   
作品ジャンル:恋愛
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木戸藍楽(プロフ) - ネギマヨDXさん» なんと言うお優しい方々なんでしょう…!!神ですか! 自炊と言っても特に何も作れませんよ(笑) ありがとうございます!頑張ります!! (2015年10月24日 17時) (レス) id: 3693b8335e (このIDを非表示/違反報告)
ネギマヨDX(プロフ) - 木戸藍楽さん» 酷いお父さんですね…。でも自炊するなんてエライですね!!も〜誰に何されようと私達、読者の皆は貴方を支えますよ!!これからも頑張ってください!! (2015年10月24日 17時) (レス) id: 54be965391 (このIDを非表示/違反報告)
木戸藍楽(プロフ) - ネギマヨDXさん» 私よくお父さんが居ると昼御飯抜きだったので自分で作るしか無かったんですよ(笑)そして今度弟に目玉焼き教えてもらう予定です(笑) (2015年10月24日 14時) (レス) id: 3693b8335e (このIDを非表示/違反報告)
ネギマヨDX(プロフ) - 木戸藍楽さん» しょ、小4のときから卵焼きつくれたんですか!?私なんて中2ですけど今だにゆで卵もまともにゆでれないうえ卵焼きなんてスクランブルエッグですよ!?どうしたら卵焼きって作れるんですかね!? (2015年10月24日 4時) (レス) id: 54be965391 (このIDを非表示/違反報告)
木戸藍楽(プロフ) - あやさん» ありがとうございます!!嬉しいです!!ノロノロと頑張らせていただきます! (2015年9月21日 21時) (レス) id: 3693b8335e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:木戸藍楽 | 作成日時:2015年9月14日 13時

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