不登校*43 ページ45
二つの、結末?
「まず1つ目。隠すのが当たり前になってしまう。
2つ目。自分で自分を殺してまた違う人格を作ってしまう。
この2つのどちらかになってしまう」
と言って私を見た。
「Aの場合1つ目の方だろう。僕の場合は2つ目の方だけどね」
「赤、司さん……も…沢山辛い経験…してきたんですよね……?」
「A程ではないよ」
と笑いながら紙をベッドの上に置いて離れたから紙を覗きに行く。
まず感想的には字がめちゃめちゃ綺麗←
「ただやれて当たり前という環境は同じだ。僕も君も人間だ。やれないこともあれば出来ない事もある」
紙に書かれているのは言っていた事をまとめたものだった。
「機械でもなければ万能じゃない。だから間違っているのは君じゃない。言い方悪いけど悪いのは君の親だ」
とはっきり言ってくれた赤司さん。
同じ様な環境で育ったからか、私の言ってほしい事が分かるんだ。
そして赤司さんはまた私の言ってほしかった言葉を言ってくれた。
「よく堪えてこれたね。Aは弱くない。寧ろ強いよ。優しすぎるのは時として自分を苦しめる。
その苦しみと戦える君を尊敬するよ。
お疲れさま」
赤司さんはニコッと微笑んだ。
ずっと言われたかった言葉だからかな。
胸の奥が凄く熱いや………
「その行為は止めはしない。が、ちゃんと消毒することをおすすめする」
と赤司さんは私の腕を指差した。
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木戸藍楽(プロフ) - (つд;*)さん» 人気順に載らずすみませんでした…!!シリーズ1は赤司様カラーにさせていただいているのですが……ありがとうございます!!では私は皆さんに飽きずに楽しんでいただけるように頑張ります! (2016年11月6日 9時) (レス) id: b372988733 (このIDを非表示/違反報告)
(つд;*) - それくらい素敵な作品でした。長文失礼致しました…m(__)m (2016年11月6日 1時) (レス) id: f461286a31 (このIDを非表示/違反報告)
(つд;*) - 以前この作品を読んで、凄く印象に残り、また読みたいな~…と思って探していたんです。人気順で。てっきりお星さまは赤色だとばかり思っていたので…。これから私は評価いっぱいして、お星さまを赤色にしたいと思います!!いろんな人にこの作品を読んでもらいたい!! (2016年11月6日 1時) (レス) id: f461286a31 (このIDを非表示/違反報告)
木戸藍楽(プロフ) - 優夢猫さん» 今は不登校生も多く夢主ちゃんのような悩みの方も沢山いらっしゃると思います。そんな方達の少しでもお力になれたらなと私は思います。コメントありがとうございました。いえいえ。そのお言葉が一番の励みになりますよ。これからも頑張ります! (2016年3月25日 0時) (レス) id: 3693b8335e (このIDを非表示/違反報告)
優夢猫(プロフ) - 続編も、これから見ていこうとおもいます。こんなことをいっても何もならないかもしれないですけど、これからも頑張ってください。応援しています。(長文失礼致しました。) (2016年3月22日 13時) (レス) id: 581d290152 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:木戸藍楽 | 作成日時:2015年8月25日 2時