.67話 ページ5
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A「あ」
黄瀬「. . げ」
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朝7時半、
寮の玄関にて。
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1番大好きで、
今1番会いたくない人に、会ってしまった。
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A「おはよ、黄瀬君」
なんて言って、爽やかに笑うA。
いつもならキュンとしてた。
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いや、むしろいつもよりキュンとする。
飾りのない笑顔、
凛とした綺麗な声。
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けれど、
もうAが手に入らないとわかった今、
なんだか、Aのすべてが嫌味のように思えた。
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黄瀬「. . はよ」
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出来るだけ短く、
出来るだけ素っ気なく。
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こうなったら、俺なんかいっそ嫌われてしまえばいい。
そうすれば、きっと、諦めもつくし、
Aにとっても青峰っちにとっても、良いことだと思う。
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黄瀬「じゃ、ね」
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A「え. . あ、うん、じゃあね」
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普通なら、ここはにっこり笑って一緒に行こっか、
とか言う場面なんだろうけど。
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俺は、目も合わせずに素っ気なく言い、先に学校へ向かった。
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振り返る時に目に入ったAの顔が、
悲しそうで。
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胸が、締め付けられた。
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ちゅるる(プロフ) - もちごめ。さん» ありがとうございます！後ほど更新しますね！！ (2013年6月2日 11時) (
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ちゅるる(プロフ) - あゆむさん» がんば(笑) (2013年6月2日 11時) (レス) id: 7222e13beb (このIDを非表示/違反報告)
ちゅるる(プロフ) - まいるさん» あざすあざす！お、おつかれちゃま＼(^o^)／ (2013年6月2日 11時) (レス) id: 7222e13beb (このIDを非表示/違反報告)
ちゅるる(プロフ) - 露澪†さん» ありがとう！しんできたよ！！！ (2013年6月2日 11時) (レス) id: 7222e13beb (このIDを非表示/違反報告)
ちゅるる(プロフ) - 細川ですさん» ありがとうございまーす＼(^o^)／ (2013年6月2日 11時) (レス) id: 7222e13beb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちゅるる | 作成日時：2013年3月13日 20時
