.95話 ページ37
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A「っ、黄瀬君！！！」
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黄瀬「. . . Aっち」
学校中走り回って、やっと見つけて。
名前を呼ぶと、
無表情で、此方を向いた。
黄瀬「どうしたんスか？」
あたしが黙っていると、黄瀬君が尋ねて来た。
A「え、と、あの、ありがとう. . 、あたし、」
黄瀬「いいから」
A「. . . . え、」
あたしの言葉をぴしゃりと遮った彼を、目を見開いて見つめる。
黄瀬「目の前で倒れたから連れて行っただけっス
お礼とかいいっスよ」
A「でも、」
黄瀬「それだけ？」
A「. . . . え？」
黄瀬「話、それだけっスか？」
A「. . 黄瀬、君？」
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冷たい声、
冷たい瞳。
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こんなの、
あたしが知ってる黄瀬君じゃない。
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そんなに、
そんなに、
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A「あたしのこと、
嫌いなの. . . . ？」
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泣きそうになるのを、堪えた。
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黄瀬「うん」
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黄瀬「嫌いっスよ？」
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静かに言って、
遠くなる背中。
小さくなっていく背中が、ぼやけた。
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ちゅるる(プロフ) - もちごめ。さん» ありがとうございます！後ほど更新しますね！！ (2013年6月2日 11時) (
レス) id: 7222e13beb (このIDを非表示/違反報告)
ちゅるる(プロフ) - あゆむさん» がんば(笑) (2013年6月2日 11時) (レス) id: 7222e13beb (このIDを非表示/違反報告)
ちゅるる(プロフ) - まいるさん» あざすあざす！お、おつかれちゃま＼(^o^)／ (2013年6月2日 11時) (レス) id: 7222e13beb (このIDを非表示/違反報告)
ちゅるる(プロフ) - 露澪†さん» ありがとう！しんできたよ！！！ (2013年6月2日 11時) (レス) id: 7222e13beb (このIDを非表示/違反報告)
ちゅるる(プロフ) - 細川ですさん» ありがとうございまーす＼(^o^)／ (2013年6月2日 11時) (レス) id: 7222e13beb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちゅるる | 作成日時：2013年3月13日 20時
