.85話 ページ26
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黄瀬「ばーか、何ボール当てられちゃってんの」
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黄瀬「心配させんなよ. . 」
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Aが寝ているのを良いことに、
溜まっていた気持ちを吐き出すように、
それでも優しく、Aに語りかける。
ふわふわの髪を撫でる度、Aが満足そうに微笑んでくれる気がする。
まあ、幻覚なんだろうけど。
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好きだよ、
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たった4文字を言うことが出来ない。
こんなときにはすんなり言えるのに、
俺は馬鹿だ。俺はヘタレだ。
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黄瀬「ごめんね. . . 」
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ごめん、
A、ごめん。
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こんな馬鹿でごめん。
ヘタレでごめん。
諦め悪くてごめん。
今も、好きでごめん。
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いろんなごめんが重なって。
すやすや寝ているAに、沢山の謝罪をぶつけた。
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しばらくして、Aが寝ているのを確認して、もう一度、頭を優しく撫でて。
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黄瀬「ごめんね、
幸せになって」
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小さく言って、ベッドから離れようとした、そのとき。
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A「行かないで、よー. . 」
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むにゃむにゃと言って、俺の腕を掴んだAに、びくりとする。
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恐る恐る、Aの顔を確認する。
いや、起きてない。
今度こそ立ち去ろうとした俺の腕を、更に強く握るA。
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. . . . . そんな可愛いことするAが悪いんだ。
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ギシ、と音を立ててベッドに手をつき、
Aのピンク色の唇に、
ちゅ、とリップ音を立ててキスを落とした。
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ちゅるる(プロフ) - もちごめ。さん» ありがとうございます！後ほど更新しますね！！ (2013年6月2日 11時) (
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ちゅるる(プロフ) - あゆむさん» がんば(笑) (2013年6月2日 11時) (レス) id: 7222e13beb (このIDを非表示/違反報告)
ちゅるる(プロフ) - まいるさん» あざすあざす！お、おつかれちゃま＼(^o^)／ (2013年6月2日 11時) (レス) id: 7222e13beb (このIDを非表示/違反報告)
ちゅるる(プロフ) - 露澪†さん» ありがとう！しんできたよ！！！ (2013年6月2日 11時) (レス) id: 7222e13beb (このIDを非表示/違反報告)
ちゅるる(プロフ) - 細川ですさん» ありがとうございまーす＼(^o^)／ (2013年6月2日 11時) (レス) id: 7222e13beb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちゅるる | 作成日時：2013年3月13日 20時
