.72話 ページ11
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キュ、
バッシュの音が鳴るのを確かめ、コートに入った。
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そして、皆がしているのと同じように、シュート練習を始めた。
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チラ、と時計を見る。
もう委員会が始まっている時間だ。
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なるべくAと関わりたくない俺は、委員会を無断欠席した。
本当は行きたい。
というより、行かなければいけない。
1番キツい仕事だし、女子1人には辛いだろう。
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本来なら、俺が1人でやればいい。
でも、それはきっとAが許さないから。
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Aを避けるには、これしかなかった。
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俺は、雑念を振り払い、練習に集中することにした。
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森山「黄瀬、あの子、お前の元カノじゃなかったか？」
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休憩時に、体育館の扉を指差して言う、センパイ。
そんなわけない、
そう思いながらも期待する俺は、馬鹿だ。
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そこに居た、綺麗な黒髪の女の子は、
不安そうな瞳を潤ませ、真っ直ぐに俺を見つめていた。
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A、
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って、
今すぐ名前を呼んで
抱き着きたかった。
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でも、そんなこと、出来ないから。
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黄瀬「センパイ、俺行かないって伝えて下さい」
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ああ、
辛い。
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ちゅるる(プロフ) - もちごめ。さん» ありがとうございます！後ほど更新しますね！！ (2013年6月2日 11時) (
レス) id: 7222e13beb (このIDを非表示/違反報告)
ちゅるる(プロフ) - あゆむさん» がんば(笑) (2013年6月2日 11時) (レス) id: 7222e13beb (このIDを非表示/違反報告)
ちゅるる(プロフ) - まいるさん» あざすあざす！お、おつかれちゃま＼(^o^)／ (2013年6月2日 11時) (レス) id: 7222e13beb (このIDを非表示/違反報告)
ちゅるる(プロフ) - 露澪†さん» ありがとう！しんできたよ！！！ (2013年6月2日 11時) (レス) id: 7222e13beb (このIDを非表示/違反報告)
ちゅるる(プロフ) - 細川ですさん» ありがとうございまーす＼(^o^)／ (2013年6月2日 11時) (レス) id: 7222e13beb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちゅるる | 作成日時：2013年3月13日 20時
