+story24+ ページ24
ようやく涙が止まり
青峰くんの胸から体を離す。
「...ありがとう...」
「...大丈夫か?」
私のことをスゴく気遣ってくれる青峰くん。
この人と結ばれた人は絶対幸せだろうな。
「もう、大丈夫だよ!」
そう言ってニコッと笑うと
「...そうか」
と、眉を八の字にして青峰くんは笑う。
まだ、心配してるのかな...
そう思って、青峰くんを見上げる。
「なあ、A...」
「なに?」
「...あのさ...」
そこまで青峰くんが言いかけた時
遠くから声がした。
「ごめーん! 遅れたー!」
「さつき!!」
私と青峰くんの声がハモリ
顔を見合わせて、ふふっと笑う。
「おせえよ!」
そう言って笑う青峰くん。
あぁ、良かった。
いつもの笑顔だ。
その時はもう、青峰くんの言いかけた言葉なんて気にもしていなかった。
「んじゃ、帰ろっか!」
「お前待ってたのに何えらそうに...」
「しつこいなぁ、青峰くん!」
そんな二人のやりとりに思わず笑みがこぼれる。
大丈夫。 私は笑っていられる。
そう、心の中で唱えた。
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☆高尾ちゃん☆ww←(プロフ) - やばいほど!!面白い!!もっともっと見たくなりました!! (2013年9月21日 22時) (レス) id: 00b203144b (このIDを非表示/違反報告)
鏡音@アイリ(プロフ) - 黒子さん» ありがとうございます!! 頑張ります♪ (2013年7月17日 17時) (レス) id: 6da284b091 (このIDを非表示/違反報告)
黒子(プロフ) - 黄瀬最高です♪これから書く小説頑張ってください! (2013年7月12日 6時) (レス) id: 8937dc6554 (このIDを非表示/違反報告)
☆(プロフ) - 鏡音@アイリさん» はーい(*^^*) (2013年6月11日 18時) (レス) id: 51bb99621b (このIDを非表示/違反報告)
鏡音@アイリ(プロフ) - ☆さん» ありがとうございます♪ 更新頑張ります! (2013年6月11日 17時) (レス) id: 9a70f2e7d7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:るいな | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/hubukikami/
作成日時:2013年5月4日 10時