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+story13+ ページ13

「おぉーい! 遅いぞ!」


間違いない、あれは青峰くんだ。

私は、また全速力で走った

もうこれ以上走り切れない……ってほど体力を使ってしまった


「青峰くん……速すぎだよ……」

そう言うと青峰くんは


「あー……そうか? おんぶして行こうか?」


なんて恥ずかしいことをサラっと言ってきた


「けっ結構です!!」


決して異性として見てないけど、青峰くんの発言に一瞬ドキッとした

「大丈夫だって! おんぶしてやるよ!」


そう言って、かがむと背中を指さして

「ん。」


と言ってきた


「……重いよ?」


「大丈夫だよ、鍛えてるから。」


そんなことねぇよ、ては言えないのか!

なんて一人でツッコミをした


「ほら、はやく乗らないと朝練に……!」



……仕方ない

そう思って青峰くんの背中に乗った



「おっと! んじゃ、行くぜ」


最初の、おっと!って何ですか……とか思いながら
振り落とされないようにギュッと捕まった


周りの視線が気になりすぎて、途中で


「やっぱ降りる」


とか言っても

「あとちょっとだからダメ」


なんて言われて結局学校に着くまで降りれなかった


「青峰くん……大丈夫?」


スゴイ汗の量……

やっぱり重かったのかな…?


「いやー、おんぶした相手がAで良かったー」


「え? なんで?」


「いや、もっと重い奴だったら俺死ぬし!」



……これは褒め言葉として受け取っていいのか?


「あはは」


とりあえず笑っておいた



「んじゃ、俺朝練に行ってくるわ!」

そう言って青峰くんは体育館に向かって走り出した


後ろ姿、カッコイイなぁ……

黄瀬くんと会うの、なんか気まずいし今日は朝練は見学しないでおこう


そう思い、私は教室に向かった

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☆高尾ちゃん☆ww←(プロフ) - やばいほど!!面白い!!もっともっと見たくなりました!! (2013年9月21日 22時) (レス) id: 00b203144b (このIDを非表示/違反報告)
鏡音@アイリ(プロフ) - 黒子さん» ありがとうございます!! 頑張ります♪ (2013年7月17日 17時) (レス) id: 6da284b091 (このIDを非表示/違反報告)
黒子(プロフ) - 黄瀬最高です♪これから書く小説頑張ってください! (2013年7月12日 6時) (レス) id: 8937dc6554 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 鏡音@アイリさん» はーい(*^^*) (2013年6月11日 18時) (レス) id: 51bb99621b (このIDを非表示/違反報告)
鏡音@アイリ(プロフ) - ☆さん» ありがとうございます♪ 更新頑張ります! (2013年6月11日 17時) (レス) id: 9a70f2e7d7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:るいな | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/hubukikami/  
作成日時:2013年5月4日 10時

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