吸血鬼拾いました…？【まふまふ】

Wempti 23 ページ25

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*まふまふ side*







坂田｢コレがこうで〜ココでこう！｣






A｢おぉ……全くわからんっ！｣










さかたんに操作を教わってるAを横目に天月くんが僕に近づいてくる









天月｢ねえねえ、まふくん…本当に吸血鬼なの？｣






｢……カメラ探さないでよ笑 本当だよ？｣









｢えぇー｣っとまだ疑ってるようなので｢棺桶で寝てるし…｣と言えば｢棺桶！！！？｣とかなりのボリュームで返される









｢ちょ、声でかい…ほらAに聞こえてるよ｣







天月｢あ…｣








やっちまったーみたいな顔をした天月くんを見たAはクスクスと笑ってる










A｢狼にもなれるぞい〜｣








そう得意気に言ったAをさかたんはキラキラした目で見つめてる









坂田｢狼！？｣








A｢ふっふっふ！見たいかー？｣










坂田｢みたいみたいー！！｣










…………あそこ仲良くなるの早くない？？









僕より仲良くない？坂田











｢狼じゃなくて犬ですけどね(小声)｣







A｢聞こえとるぞ…｣









ギロッと少し鋭い視線を向けられ｢すみません、嘘です｣とすぐに謝ればにこにこ笑顔に戻る単純な吸血鬼ちゃん










A｢……まあ、コンパクトなヤツじゃからの？坂田、そんな期待するでない｣










やっぱ犬じゃん！！と心の中で叫んでいると、わざとらしい咳払いをするA









A｢いち、にのー、さんー！｣









パチンッと指が鳴り、ぼふんと白い煙が部屋に蔓延する








｢ケホケホッ｣






うらた｢突然だなっ…｣






坂田｢狼っ♪｣







天月｢受け入れるの早くない！？本当に！？｣











白い煙が晴れていき……









視線を落とせば……










あの時マンションで拾った犬が居た











｢｢｢犬じゃねぇか！！！｣｣｣










ワンッ！！！











と、僕達の声にそう返された鳴き声は、多分だけど"狼じゃもん！！！"的なことを言ってると思う

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