吸血鬼拾いました…？【まふまふ】

Wempti 18 ページ20

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つまり、簡潔にまとめれば音楽をやっていて、仕事で家を空けることがあると…？











｢ふむ…スゴい人だったのだな｣







まふ｢えぇ！？そ、そんな、えへへ｣













｢じゃがどうする？家主が留守なのにわしがここに居る訳にもいかんじゃろ｣









まふ｢うー…長期で外出するときにはいろはもぽてとも預けてしまってますし……一人になっちゃいます……｣









｢事前に言ってくれればわしも外出するぞ｣













まふ｢……行く場所あるんですか｣











少し威圧的に聞かれ苦笑いを零す











｢ないのう…｣











まふ｢うらたさんやさかたん。そらるさんと同じ仕事の時もありますし…他の歌い手仲間も忙しいだろうし………でも、なるべく僕の友達を紹介します！トマトジュース与えれば生きてられるのでって！｣











……そうじゃの、ご飯はトマトジュース1本与えればよいのじゃ……












あれ、わしすっごく手間のかからんヤツじゃな？











｢手間のかからんペットとして紹介しといてくれ｣












クスクスと笑いながら言えば｢あ、いや、違うんですっ！！｣と慌てて否定する真冬












｢まあまあ、わしは"犬"らしいからの｣









まふ｢それまだ根に持ってるんですか…｣









｢冗談じゃよ｣











ニッと笑えばムスッとした顔をする真冬













まふ｢そんな事する子はトマトジュース抜きです｣






｢それは困るのう…｣














真冬とはなんだかんだ上手く過ごしてゆけそうな気がするんじゃ













｢そろそろ真冬は寝た方がいいんじゃないかの？……隈とやらができとるぞ｣











スッと目の下をなぞってやればアワアワと慌てた様子の真冬










まふ｢っ、ね、寝ます！おやすみなさいっ！｣






｢うむ、おやすみ｣











すくっと立ち上がって、素早く部屋を出て行く真冬の背中にそう返す











｢さて、散歩にでも行くかの…｣












ベランダに出て空を眺める














今宵は少し月が欠けてるのう

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