1話 目覚め ページ2
ふと、目を覚ますと見覚えのない部屋にいた。
ここが何処なのか…自分は何者なのか…
まだ意識がはっきりしない自分に問いかけたのだが、
当然、意識がはっきりしていないのだから…わかる訳もなくそのまま時間が過ぎてゆく。
そして、時間が経ち、ようやく自分の事や才能、今までベットに寝ていた事を理解する。
そう、わたくしの名前は…
『皇椿姫』
スメラギツバキ
超高校級の舞台女優
ベットから立ち上がり、この見知らぬ部屋を一通り見て回った…
どうやら、この部屋は自分の為に用意された部屋だった。
その証拠に、自分が着ている制服と同じ物がクローゼットに何着か並べられていたり…
舞台のパンフレットや台本などがあったりと、自分に関係している物ばかりが部屋中にある。
椿姫「これは一体どういう事でしょう？」
そう…独り言を呟いた次の瞬間…
「おはっくまー！！」
その挨拶のような言葉と共に5匹のクマのヌイグルミが現れた。
モノタロウ「おはっくまー！」
椿姫「クマ…ですか…？」
モノタロウ「うん！モノタロウだよ！」
椿姫「わたくし初めてです。
言葉を話すクマのヌイグルミなんて…」
モノキッド「ミー達は、モノクマーズじゃねー！
ヌイグルミだッ！」
モノスケ「モノキッド、セリフが逆になっとるで？」
モノキッド「ヌイグルミはミー達じゃねー！
モノクマーズだッ！」
モノスケ「あーあ、もっとメチャクチャになってもうた。」
椿姫「モノクマーズですか…？」
モノファニー「あっ！知ってるの！？」
椿姫「いいえ、お聞きした事のないお名前です。」
わたくしがそう答えると、モノクマーズと名乗るヌイグルミ達はお互いの顔を見合わせて…
モノタロウ「やったー！大成功だー！」
モノキッド「安心したぜ！一時はどうなる事かと思ったなッ！」
モノダム「…」
椿姫「すみませんが、『大成功』とはどういう事でしょう？
わたくしには今のこの状況が理解できていません…もし、よろしければ教えて頂けないでしょうか？」
モノタロウ「よーし、そういう事なら、オイラと一緒に1つずつ解決していこうか！」
モノキッド「さすがはモノタロウ！頼りになるぜッ！」
モノファニー「まるで、小6の後輩を前にした中1の先輩だわー。」
モノスケ「大きな期待はできんちゅー事やな。」
モノタロウ「それでー？質問はー？」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 8人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
如月(プロフ) - 望さん» コメントありがとうございます！どちらももしかしたら予想外の展開が待っているかもしれませんよw (2020年9月8日 2時) (
レス) id: baa1a16761 (このIDを非表示/違反報告)
望(プロフ) - 2作目も3作目もこれからどんな展開になるのかすごく楽しみです！((o(´∀｀)o))ﾜｸﾜｸ (2020年9月8日 2時) (レス) id: 58b58bd06a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：如月 | 作成日時：2020年9月1日 3時
