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5話 どっきどき修学旅行開始 ページ6

ウサミ「ミナサンが大きな”希望”を胸に成長する事を心より祈っているだけでちゅ!
だから、”この島”に危険は一切ありません!
ね、安心してくだちゃい!」

?「この島…?島って言ったの?」

ウサミ「はい、ここは見るも美しい南国の島なんでちゅ。
危険もないし、他人もいない。
ミナサンの為だけに用意された島でちゅ。」

?「む、無人島…って事か?」

?「まさか、この無人島で
ボクらに殺し合いをさせるつもりじゃ…!」

(あの人…よくそんな物騒な発想が出来るね…)

ウサミ「ほわわっ!こ、殺し合いっ!?
めっ、めっそーもないでちゅ!
暴力とか他人を傷付けたりとか、
そういう血生臭い展開はこの島では厳禁でちゅ!
しかも”殺し”だなんて…
口に出すだけでおぞましいフレーズ…
きゃあ!怖い!」

?「だったら…お前の言う”修学旅行”とはなんだ?
この島で俺達に何をさせようとしている?」

ウサミ「はーい!では発表したいと思いまーちゅ!
ミナサンは、この島でほのぼの〜と暮らしながら、
仲良く絆を深めていってくだちゃい!
それが『どっきどき修学旅行』のルールなのでちゅ!」

?「どっきどき修学旅行…だと…?」

ウサミ「何も起きず、誰も傷付かず、誰も苦しまず、ひたすら平和でほのぼのと希望を育て合う日々…
そんな…らーぶ、らーぶな『どっきどき修学旅行』こそが…この島でミナサンに与えられる
課題なのでちゅー!」

?「な…ッ!なんだ…それ…!?」

ウサミ「えーっと、という訳で…
『どっきどき修学旅行』が始まりまーちゅ!!」

っとウサミの掛け声の後、彼は急に倒れ込んだ…





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狛枝「ねぇ……聞こえる……?」

小白「おーい!」

狛枝「ねぇ、大丈夫?
…だいぶ参ってるみたいだね?」

小白「きっと、混乱してるんだよ…」

狛枝「それはボクも…
ううん、他のみんなだって一緒だよ。
だって、いきなり…こんなおかしな事に巻き込まれるなんて…」

小白「……。」

狛枝「…ねぇ、聞いてる?」

すると、彼は起き上がり

小白「君、大丈夫?」

?「…放っておいてくれ。」

狛枝「そ、そんな青い顔した人を放置しておく訳にはいかないよ…」

小白「そうだよ!」

?「……。
南の島…っていってたよな…」

狛枝「…うん、そうだね。」

?「……。」

彼は狛枝くんに尋ねると、しばらくの間この島の状況を把握するためか辺りを見回していた。

小白「………。」

6話 超高校級の...→←4話 いざ、南国へ



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作者名:如月 | 作成日時:2019年2月7日 23時

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