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22話 ”希望のカケラ”集め15 ページ23

?「そうなんです…毒で腫れて大変なのですよ。
だから、お口で毒を吸い出してくれるとですね…」

?「はぁ…毒ですか…?」

日向「な、なぁ…ちょっといいか?」

?「うおっと…ジャマが入ったか…」

(ジャマ…?)

?「…どうも、こんにちは。」

日向「こ、こんにちは…日向創です。よろしく。」

小白「ぼくは神澤小白です。」

?「やぁ、君達はニューフェイスくんだね?
ぼくの名前は花村輝々だよ。
巷では、”超高校級の料理人”なんて呼ばれてるけど…”超高校級のシェフ”と呼んで貰えるかな?
その方がほら…アーバンな香りがするでしょ?」

ハナムラテルテル
超高校級の料理人

花村「ンフフ、よろしくねー。」

?「あ、そう言えば自己紹介がまだでしたね?
遅れてしまってすみません!
わたくしは、ソニア・ネヴァーマインドと申します。」

ソニア・ネヴァーマインド
超高校級の王女

ソニア「”ノヴォセリック王国”というヨーロッパの小国から留学生としてやって来ました。
色々とご迷惑をお掛けすると思いますが、今後ともよろしくお願い致します。」

日向「こ、こちらこそ…よろしくお願いします。」

狛枝「…目を奪われちゃった?
それも無理ないかもしれないね。
ソニアさんは”超高校級の王女”と呼ばれる、本物の王女様だからね。」

(日向くん…ソニアさんにみとれてる?)

ソニア「あの、不謹慎かもしれないですけど…実はわたくしは少々嬉しいのです。」

日向「え?嬉しいって…何が?」

ソニア「わたくしは…自分の国では同年代で対等の友人なんて、1人もおりませんでしたから…だから、こういう風にみなさんで集まって、何かをするという事がとても新鮮で…褒めて遣わします。」

日向「褒めて遣わし…?あ、ありがとう。」

(そこでお礼を言っちゃうんだ…)

希望のカケラをゲットしました

花村「ちょいちょい、お四方さん。
さっそくぼくは仲間外れコースかな?」

日向「いや…そういう訳じゃないけど…」

狛枝「でも、レストランを調べるなんて花村クンらしいね。
やっぱり超高校級のシェフとして気になった?」

花村「ンフフ…気にならないと言ったら、ウソになるよね。
そして、ぼくはウソつきになりたくないんだよ。
だから正直に言っちゃうとね…うん、なかなかに気に入ってるよね。
ぼくのホームである港区のアーバンなムードもいいけどこういう田舎っぽい雰囲気も素敵だよね。
ンフフフフフ…!」

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作者名:如月 | 作成日時:2019年2月7日 23時

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