【ダンガンロンパ】これは希望のためのゲーム (ページ16)

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15話 ”希望のカケラ”集め８ページ16

小白「うわぁー！いろんな物が置いてあるね。」

狛枝「これなら、当面の食料や生活必需品も心配なさそうだね。」

日向「…当面の？」

狛枝「こ、言葉のあやだよ。」

日向「でも…本当に食える物とは限らないだろ。
毒とか仕込まれてたらどうするんだ？」

狛枝「あれ、日向クンって疑い深いんだね。」

小白「その点については大丈夫みたいだね…ﾓｸﾞﾓｸﾞ」

日向「お前ッ！？食べたのか？」

小白「毒なんて入ってないし、腐ってもいないよ。」

日向「いや…だとしても危機感無さ過ぎだろ！」

小白「毒味をしただけだよ…」

日向「でも…疑う理由は他にもあるんだ。
このスーパーは異常だろッ！見ろよ！
こんなにデカいスーパーなのに、俺達以外に誰もいないじゃないか！」

狛枝「それは仕方ないよ。
この島は無人島だってウサミも言ってたでしょ？」

日向「だ、だから、その無人島ってのが…うっ！！」

小白「日向くんッ！？」

狛枝「…どうしたの？」

日向「いや、なんか…」

？「………。」

そして、ぼく達は日向くんの視線の先を見る…

？「あ、ああ、あのぅ…えっと…そのぅ………ごっ、ごめんなさぁい。」

狛枝「ダメだよ、日向クン。
女の子をいじめちゃ…」

小白「そうだよ！彼女泣いちゃってるよ。」

日向「…俺は何もしてないぞ。」

？「あ…日向さんって言うんですねぇ…良かったら、お名前を覚えてもいいですかぁ？」

日向「も、もちろん…覚えて貰って構わないけど…」

？「そ、それでぇ…そちらの…」

小白「え、あっぼく？ぼくは神澤小白。よろしくね。」

？「あ、ありがとうございますぅ…
わ、私は罪木蜜柑ですぅ。えっと…本当に心から何卒よろしくお願いしますぅ。」

ツミキミカン
超高校級の保健委員

罪木「えっとですね…その…えと…えとえとえとえと…うゆぅ…緊張しすぎて…頭が真っ白になっちゃいましたぁ…せ、せっかく…自己紹介の後の話題を5000パターンくらい用意しておいたのにぃ！」

(この子なんだか応援したくなる。)

狛枝「だったら、慌てないでゆっくり思い出してよ。
ボクらはここでずっと待ってるからさ。
キミの為にボクらの時間を割いて、ずっと待ってるからさ。」

(それ、逆にプレッシャー与えてるし…)

罪木「はわっ…はわわぁ！！」

日向「なぁ、彼女に聞いても話が進まなそうだから、お前に聞くけどさ…この彼女は何者なんだ？」

狛枝「あ、罪木さんはね…”超高校級の保健委員”なんだよ。」