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13話 ”希望のカケラ”集め6 ページ14

ルールその4
引率の先生が生徒達に直接干渉する事はありません。
ただし規則違反があった場合は別です。

左右田「安全は守られてるみてーだし…だったら、ただの修学旅行と同じじゃね?」

狛枝「この島には危険なんてない…ひたすら平和でほのぼのとした日々…最初にウサミが言った通りだね。
ここに書いてあるルールも、それを守る為のルールみたいだし…」

日向「だから、あいつの言う事は信じられるって?
俺達は無理矢理連れて来られたんだぞ!」

狛枝「そう悲観的にならずに…もっと希望を持って物事を見た方がいいと思うよ?
希望的観測っていうのは、人間が生きる上で必要不可欠な知恵なんだし。」

左右田「ま、とりあえず様子見って事でいいんじゃね?
様子見しながらバカンスを楽しむって流れでさ!
へへっ!あの妙なウサギだって、よく見りゃカワイイかもしんねーしな!」

小白「…左右田くん!君分かってるね!!」

左右田「うぉッ!?いきなりなんだ!」

小白「左右田くん、今ウサミちゃんの事カワイイって言ったよね?」

左右田「カワイイかもしんねーとは言ったけどよーカワイイとは言ってねーよ」

小白「ううん、ぼくには分かってるよ。
それはツンデレなんでしょ?」

左右田「コイツ大丈夫か?」

狛枝「きっと、さっきのショックのせいだろうね。」

左右田「さっき?何の事だ?」

希望のカケラをゲットしました

(左右田くんのお陰でさっきまでのショックが和らいだ。ありがとう。)

?「そこで止まれ。
命が惜しいならそれ以上は近寄るな。」

日向「…は?」

?「フッ、下がらぬか。
良かろう…その勇気だけは認めるとしよう。」

小白「紛れもなく中二病だね。」

?「ククク、俺様の呼び名を聞きたいか?
ほとんど無謀とも言えるその勇気…だが…嫌いではない。
その勇気を讃えて我が名を聞かせよう!
貴様の人生の中でも忘れられぬ名前になるはずだ!
俺様は田中眼蛇夢…覚えておくがいい。
いずれ、世界のすべてを支配する男の名だ。」

タナカガンダム
超高校級の飼育委員

田中「さて、今度は俺様が問おう。
貴様は誰のマスターだ?」

日向「え…?」

田中「答えよ、貴様が契約した種族はなんだ?」

日向「…は?なんだよ契約って?」

田中「さっさと答えろ!
だが、その頃には貴様は海の藻屑となっているぞ!」

日向「じゃあ、答えない方がいいじゃないか!」

狛枝「きっと…動物を飼った事があるんじゃないかって、聞いてると思うんだけど…」

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作者名:如月 | 作成日時:2019年2月7日 23時

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