恐怖の対象 ページ16
扉を開けると、淀んだ空気がゴンとキルア、Aを出迎えた
屋敷の中に入ってみると、両脇には棚に入った様々な異様な数の人形が…
ゴ】クラピカの見た景色は、たしか上の階だよね?
キ】あぁ
あ】とりあえず階段、探そうか
しばらく行くと上に登るための階段があった
息を潜めて登り一番奥の部屋にたどり着く
そーっと覗いてみると、その部屋には窓際に立派な椅子がおいてあるだけの部屋だった
ゴ】だ、誰…?
ゴンが呼びかけると椅子に座っている人はギギギと音を立てながらゆっくり立ち上がった
その後ろ姿に見覚えがある
奴はこちらを向いた
ゴ】お前は…!?
キ】……あ、兄貴…!
背中まで届く長い黒髪。
無機質な表情。
衣服に幾本も突き刺さった大小様々な針
纏うオーラは冷酷なまでに刺々しい
そこにいたのはゾルディック家の長男、イルミであった
キルアに暗殺技術と歪んだ愛を教え込んだ張本人だ
キ】なんで、こんなところに兄貴が…
あ】キルア、落ち着いて!あれは人形よ
すると、イルミはしゃべり出した
イ】キッキッキッキッキ
喋りだし怖くない!?
キ】わ、わかってる…けど
イ】キッキッキッ…キッ…キル?なぜ俺の忠告を守らない?なぜ、俺の忠告を破って友達を作ったんだ?
キルあれほど言ったのに…、友達を作れば裏切られるんだけだって、それともお前が裏切るつもりで友達を作ったのか?
キ】…!?ち、違う!
ゴ】キルア!
イ】もういいよ、オレはお前に期待するのをやめる。
オレの瞳はもうお前を見ない、だってオレの瞳は闇しか映さないから
イルミは目をゆっくり開ける
イ】だからお前の瞳をもらえって言われたんだ
ゴ】そんなことさせるか!!
硬直するキルアを守るようにゴンがイルミの前に立ちはだかっていた
やっぱり親友っていいな…
私にはそんな友達はいない……
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アオイ(プロフ) - 咲亜さん» こんな駄作を読んでいただき本当にありがとうございました!! (2014年4月25日 16時) (レス) id: e10a057d28 (このIDを非表示/違反報告)
咲亜(プロフ) - ラストまで、とても面白かったです(≧∇≦)本編も頑張ってください! (2014年4月25日 8時) (レス) id: 51b8fc6b8c (このIDを非表示/違反報告)
咲耶 - アオイさん» わぁ、良かったですね!小説版は映画と少し内容が違うところもありますもんね。 (2014年1月2日 0時) (レス) id: 5fc1fc23d3 (このIDを非表示/違反報告)
アオイ(プロフ) - 咲耶さん» わぁぁぁ!ありがとうございます!やっぱりアニメ見てやった方がわたし的にやりやすいです(笑) あ、小説getしましたよ!! (2014年1月1日 22時) (レス) id: e10a057d28 (このIDを非表示/違反報告)
咲耶 - 見に来ました!!面白かったです(´ω`#)続き、楽しみにしてます。 (2014年1月1日 21時) (レス) id: 5fc1fc23d3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:アオイ | 作成日時:2013年12月31日 23時