『黒子のバスケ』flag建設少女Ｘの憂鬱『トリップ』

クラスメイト ページ7

パチリ、と目を覚ました


見渡せば、見覚えのある自分の部屋が視界に映った


さっきの夢・・・輪廻転生の神様は、最後に何と言ったんだっけ？


あれ、聞いたはずなのに思い出せない・・・誰だっけ・・・


まぁ、思い出せないなら大したことじゃないんだろうな


それよりも今日は２年の２学期の始業式だ


早くいかないと遅刻してしまう


ドアを開けて、リビングに降りるとトーストや卵の匂いがした


キッチンにいたのは、宮地さん


どうやら私の分も作ってくれていたらしい


どうしているんだろう？と一瞬思ったが、そういえば一緒に住むことになったんだと、自己完結した


『おはようございます』


宮地「ん？あぁ、おはよう、やっと起きたか。早く食えよー」


その言葉に短く返事して、トーストを齧った・・・うん、おいしい


宮地「んじゃぁ俺、朝練あっからもう行くわ。じゃなー」


『いってらっしゃい』


ドタバタと足音を鳴らして、家を出ていく宮地さん


忙しいんならわざわざ作らなくてもよかったのに・・・と思いながら完食する


その後制服を着たり髪の毛を結んだりして、学校へ向かった


学校について、自分のクラスを確認する


クラスメイトは、気にしない。どうせ誰とも関わらないし


教室について、自分の席(指定席らしい)を探して座る


私は廊下側から２番目、前から３番目となかなかの席だ


本を開いて読んでいたら、右隣にだれか座ったようでチラリと見てみた


『・・・』


黄瀬「・・・」


結果、どこぞのモデル野郎でした


どうやら、女子は阿部→安藤→一之瀬で、男子は井上→小川→黄瀬という名前の順らしい


‘‘い’’と‘‘き’’が隣ってなんだよ・・・！！！


とりあえず、今日一日、右側からくる視線を必死に無視して、頑張りました


誰か私を誉めて、本当に


ずぅぅぅぅぅぅぅっとみてくるんだよ！？？！？！？


はぁ・・・帰りの会が終わったらソッコー帰ろう

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