『黒子のバスケ』flag建設少女Ｘの憂鬱『トリップ』

スタジオ ページ37

新協学園との試合が終わり、帰ろうとしたときに誰かのケータイが鳴りはじめた


〜♪〜♪〜〜〜死ねば？


どうやら私のケータイだったらしく、急いでバックから取り出して耳に当てた


『あ、はい、もしもし』


ちなみに、最近着メロを変えて今は‘‘細菌汚染’’だ


『・・・夕方からですか？・・・はぁ、大丈夫ですけど・・・はい、はい・・・お願いします・・・って、え？生放送なんですか？台本とか・・・あ、それだけでいいんですか？了解です』


電話は緑間さんからで、今日の夕方からの生放送に出てほしい、とのことだった


慎太「どうしたんだ？生放送とか、台本とか・・・」


隣にいた慎太に聞こえてしまったらしく、私は珍しく焦っていた


『あー・・・いや、誰にも言わないでほしいんだけど・・・私、一応歌手なんだよね』


すると、いつの間にかこっちを見ていた先輩も聞いてしまって、


「「「「「えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ〜〜〜？！？！？！？！？！？」」」」」


そんなわけで、誠凛メンバーに私のことがばれてしまった


最終的に、慎太が私の仕事風景を見たいと言い出したので誠凛メンバーがスタジオ見学をすることになった


それを許可するプロデューサーもプロデューサーだけどさ・・・


「ここがスタジオかー！」

「でっけー！」

「はじめてきました」

「ここで歌うのか？」


や か ま し い わ ！


『すみません、うるさくしないでください。ほかの人の迷惑になってしまうので』


全員にそう言い聞かせると、今度は私の周りにあつまってきた


日向「そういえば、お前の顔テレビで見たことねぇんだけど・・・有名なのか？」


そういえば、私はテレビで顔出しをしたことがなかった


私は黙って自分のバックを漁り、狐面を取り出して装着した


『私は狐面をかぶって、シルバーという名前で活動しています』


すると、本日二回目の絶叫が聞こえた


緑間さんに全員怒られたのは言うまでもない

イトスギ→←嫌いなんだ

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