『黒子のバスケ』flag建設少女Ｘの憂鬱『トリップ』

あっけに ページ22

教室に向かう途中で、和成がいろいろ教えてくれた


倒そうと思っていた敵(緑間)が同じ学校だったこと


緑間が同じクラスなこと


推薦でこの学校に来たこと


先輩に怖い人がいたこと


etcetc...



『楽しそうで何よりだね』


高尾「反応薄くね！？」


反応が薄いと言われても、元から私は淡泊な人間だから仕方ないとしか言いようがない


話しているうちに教室についた


高尾「ここだぜー！あ、自分の席わかるかー？」


『いや、廊下で待機っていわれた』


まぁ、初日にいなかったし、自己紹介もしていないから仕方ないっちゃぁ仕方ないだろう


高尾「おっけー、じゃ、まってるぜ☆」


それよりも、高尾のテンションが今まで以上に高くてなんかうざい


よし、これからはテンション高尾と呼ぼう


先生「一之瀬さん、待たせてごめんなさいね。じゃぁ、入りましょうか」


先生は私の返事も聞かずに教室のドアをあけた


先生「はい、一之瀬さん！自己紹介よろしくね」


『あぁ、はい』


自 己 紹 介 と か め ん ど く さ っ


『一之瀬A、初日と昨日は風邪で休んでいました。ちなみに好きなのはバニラシェイク、嫌いなのは人間。以上』


‘‘嫌いなのは人間’’のところを強調して、私は口を閉じた


周りを見渡せば、全員・・・いや、和成と緑間意外・・・あっけにとられた顔をしていた


『つけたし。私は心を開いた人としか、業務連絡以外の会話はしないから』


その後自分の席に着いたが、私に話しかける人はいなかった


このクラスは空気を読む人たちで助かった

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