勝ちだけが ページ19
３年の最後の試合が終わり、黒子はバスケ部を退部した
『やぁ、黒子。部活辞めたんだって？』
今、私たちがいるのは放課後の図書室
黒子は最近、バスケ部関係の人間を避けてるから探すのに手間取ってしまった
黒子「・・・まさか、Aさんが探しに来るとは思いませんでした」
『まぁね。ただちょっと聞きたい事があってさ』
長話になるだろうから、黒子の正面のイスに腰掛けた
『どうよ？バラバラになって、部活を辞めた気分は？』
頬杖をついて黒子の目を見据えると、黒子は少し目をそらした
黒子「正直、少し悲しいです。最後の試合だったのに、こんなことになってしまって・・・」
『そ。私が聞きたいのはこの後なんだけどさ・・・黒子は、バスケ嫌いになった？』
黒子「・・・嫌いでは、ないです・・・でも、辞めたくなりました」
辞めたくなりました、か・・・
辞められたら困るんだよなぁ・・・
『黒子は、それでいいの？好きなのに、その気持ちを押し殺して辞めるなんて・・・バカバカしいと思わないの？』
黒子は、答えない
『だいたい、私たちはまだ中学生だよ？そんなに深く考えることじゃないって。高校で、いいチームメイトを見つけてキセキの世代を見返してやれば？
‘‘勝ちだけがすべてじゃないんだ’’
ってコト、さ』
さて・・・あとは黒子しだいか
黒子「Aさん・・・」
腰を浮かせて、出口に向かおうとしたところで後ろから声をかけられた
黒子「パス練、付き合ってくれませんか？」
『！・・・うん、いいよ』
黒子のパス練に付き合って、帰宅したところで電話が来た
『はい、もしもｓ「Aちゃん！今から家に行っても平気！？」あ、緑間さん。大丈夫です』
そういえば、私って歌手だったっけな・・・忘れてた
数分後、緑間さんが家に来たので、とりあえず居間に通した
零「Aちゃん、芸能界に復帰できる！？」
『あ、はい・・・曲のストックなら数十曲あるので、復帰しようと思えば・・・』
そう言うと、緑間さんはどこかに電話をかけ始めた
零「・・・はい、はい、もう復帰できるようです・・・わかりました、本人に伝えておきます、はい、はい」
電話が終わったらしく、緑間さんはパタン、とケータイを閉じてコチラに向き直った
零「え〜っと・・・復帰して急で悪いんだけど・・・テレビ、出てくれる？」
『あぁ、はい、いいですよ』
またハードになりそうだな・・・
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きな(プロフ) - あああああああああ！！！なんで終わっちゃったんスかぁぁぁぁぁ！！面白かったのに・・・。 (2013年7月27日 20時) (
レス) id: 8edab42203 (このIDを非表示/違反報告)
しま兎(´・ω・｀)(プロフ) - 完結おめでとうございますっ!!バッドエンドでも面白かったので、私情ではありますが、続編に期待していますっ!ヽ(*´∀｀)ノ読んでいるうちに感情移入できる作品でしたっ! (2013年7月27日 19時) (レス) id: 46b50105c9 (このIDを非表示/違反報告)
夜桜(プロフ) - 完結おめでとうございます！ バットエンドでしたね……… 続編書いてほしいです！ (2013年7月27日 18時) (レス) id: 30bc6ead24 (このIDを非表示/違反報告)
クルトン(プロフ) - みらさん» 頑張りまーす (2013年7月27日 11時) (レス) id: e52c3e1e19 (このIDを非表示/違反報告)
みら(プロフ) - やばい、泣けてきた← 更新頑張ってね！ (2013年7月27日 9時) (レス) id: 7de09708a4 (このIDを非表示/違反報告)
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