穏やかな時間 ページ27
AM5:00
『...5時かー思ったより早く目が覚めたな、寒い』
皆を起こさないように身だしなみを整え外へ出かける。
この合宿所の近くには海があるらしくそこへ行ってみる。
『徒歩10分か、6時くらいに戻ってこれればいいか』
まだ朝日が昇っておらず、暗がりの中海に向かって歩く。今日は昨日よりも寒い、朝方だから尚更だ。
昨日は長い一日だったと思いつつ、今日が始まるのかと思うと...微妙な気持ちである。
お気に入りの音楽を口ずさみながら歩くこと約10分。
『おぉ〜!朝日もちょうど昇るところだ...綺麗だ』
黒子「そうですね、すごく綺麗です」
『だよね!...って!!黒子君!?どうしてここにいるの!?てか、いつからいたの!?』
黒子「おはようございます、朝起きたらAさんが出て行くのが見えたのでついて来ました」
『おはよう、酷いよ寝癖...』
黒子「寝癖はいつも通りです、バスケやってれば普段の髪型に戻ります」
⦅バスケで!?⦆
黒子「そんな事よりAさん、歌上手ですね」
『聞かれてた!!』
黒子「結構ノリノリでしたね」
『言わないで!恥ずかしい〜』
黒子「Aさんはどうしてここへ来たんですか?」
『母親の実家が九州で小さい時よく海で遊んでたの、でも中学高校で部活が忙しくなって、母も海外公演が主になっちゃたから全然遊びに行けてないんだ、それで近くに海があるって聞いて久しぶりに見たくなったて訳』
黒子「そうなんですね...Aさんのご両親は何をしているんですか?」
『母はピアニストで父はサラリーマンなんだけど今は単身赴任で海外に行ってる』
黒子「なるほど、そうなんですね」
『そうなの〜いや〜穏やかだね今日の海は』
黒子「はい、時間の流れがゆっくりに感じます」
『ほんとだね〜...でも、そろそろ戻らないと』
黒子「そうですね」
『ぼちぼち戻るかー』
黒子君ととても穏やかな朝の時間を過ごした。
今日も一日頑張れ私!自分に喝を入れ宿に戻る。
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kirisuto13C(プロフ) - ミクリさん» ありがとうございます!なんだかんだ幼馴染みですから気になるのでしょうか...? (2020年5月21日 9時) (レス) id: 7517cdf3ca (このIDを非表示/違反報告)
ミクリ(プロフ) - とても面白かったです!笠松先輩…嫉妬…?(( (2020年5月20日 12時) (レス) id: eb6cb8b334 (このIDを非表示/違反報告)
kirisuto13C(プロフ) - suzu0814さん» ありがとうございます!嬉しいです!! (2020年4月25日 0時) (レス) id: 7517cdf3ca (このIDを非表示/違反報告)
suzu0814(プロフ) - ご飯食べてるときの青峰さんと緑間さんの会話が面白かったです。次の更新楽しみにしてます! (2020年4月24日 13時) (レス) id: b44ea78aef (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぺっち | 作成日時:2020年4月22日 18時