【東京喰種】握り返して____、

あんていく26 ページ33

「…は、」


彼は大きな目をより大きく見開いて驚く。


吸い込まれそうなほどに____。


「私ね。きっとここにアヤトくんがいるって、思った。…ニュースの現場からも近いし、live放送だったから、まだきっと近くにいるんだって。

………アヤトくんには酷いことばっかりして………、。だから何か役に立ちたかった。

…自分が何をできるのかすら考えずに、ここまで来た。

でもね、実際私みたいなのが来たって何も変わらない。

非力だから、…。臆病だから、君よりも弱いから。






…………君がいないと、私は生きていけないくらい君が好きだから。。」


これがもし最期なら、…君に伝えないことはたくさんある。……でも、本当に伝えたいことはこれだよ…?




本当は怖い、アヤト君殺されるなら怖くないと思っていたけど、違った。…やっぱりとってもとっても怖いんだ…。

でも、アヤト君が危機になったら、君がやられそうになったら、私はいつだってアヤト君の味方で、君のためだったら悪にだって染まってやる覚悟はずっと前から、あるんだ 。



…悪になることは怖くないよ。だって悪になって周りからどんなに批判されても、それからも君と一緒に居られるんだから。

あんていく26→←皆様に謝罪

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す