あんていく17 ページ22
っていうか私よりもアヤト君の事知っているではないか…
ウサギが好きとか全く知らないし…
身長も確かに、中学生にしては平均的な身長だし…
トーカちゃんと知り合いなのかな….
「違う?違うなら同姓同名なだけかも…。でも霧嶋アヤトなんてそこらへんに転がっている名前でもないだろうし…」なんて
一人でブツブツ考えこんでいるトーカちゃんはまるでアヤトくんみたいだ。
眉間にシワをよせ、険しい顔をして「考える人」のポースでフリーズしているトーカちゃんは、
怒っているときのアヤトくんそのものに見えた。
「、ん〜,。一番分かりやすい説明はトーカちゃんに似ているって事かな。」と私がいうと、
トーカちゃんは、
「、、、やっぱり」
と、呟いた。
やはり何かアヤト君と関係があるのかもしれない。知りたかったが、トーカちゃんは話す気がないようだ。
こちらも無理に聞こうとは思わなかったので、二人の関係は黒いベールへと包まれてしまった。
「アイツならさ…大丈夫だよ。すぐ仲直り出来るって、」
トーカちゃんの言葉は今までもがいて苦しんでいた自分にとって一番頼りがいのある、安心できる言葉だった。
「アイツ鈍感だし、馬鹿だし、喧嘩っぱやいけどさ…根はいいやつなんだよ…。」
トーカちゃんにアヤト君の過去を教えてもらった。
トーカちゃんは幼い頃のアヤト君を知っているようだ。
アヤト君の辛い過去を知り、自分が馬鹿みたいに思えた。
私は人間として生まれてきて、普通に育ち、普通に生きてきた。
だから、アヤト君に比べずっと幼いのかもしれない。
少しの事で、泣いて、誰かに頼って…。
今日もまた、トーカちゃんに話を聞いてもらってしまった。…頼ってしまった。
もしかしたら、トーカちゃんが助けてくれるかも…と心のどこかで期待していた。
自分で解決しなければ、、、、
私は、強い決意を胸に深い眠りについた。
朝早く起きれば、トーカちゃんの机に「ありがとう。」と手紙をおき、手を胸におき、深呼吸をすれば、自分の家へと、一歩ずつ前進していった____。
アヤト君に会うために_____
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ルカ - ユユさん» ありがとうございますスス!!!(泣 頑張ります!!今日から反省してかきはじめる事を決めたので頑張りますね…!! (2017年6月24日 1時) (レス) id: 44660167ed (このIDを非表示/違反報告)
ユユ - 頑張って下さいね!とても、おもしろかったのです!!!d(`・∇´・) (2017年4月9日 23時) (レス) id: 2748974c4f (このIDを非表示/違反報告)
ルカ - あああ・・・。書きたいけど、気力落ち〜・・・。頑張ってかくかもしれんですけど・・・ (2017年2月4日 9時) (レス) id: c496c91bc4 (このIDを非表示/違反報告)
ルカ - 書く気力ないんですけど、頑張って書こうかな…。 (2017年1月23日 9時) (レス) id: c496c91bc4 (このIDを非表示/違反報告)
ルカ - ふぇ!?ありがとうございます^^!!全然見てなくて!!カルナバルですか?すみません。やってないですね。応援ありがとうございます!!(喜) (2017年1月23日 9時) (レス) id: c496c91bc4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ルカ | 作成日時:2016年6月29日 19時