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あんていく9 ページ13

自然に手がのび、彼の髪を撫でていた。



「!?、っ、さわんじゃねぇ」

彼はビクッとして、手を払いのけた。


ナニソレ!?ひ、ひどくない!?ここまで運んできて、看病までしてやったっていうのにぃ!


私は、心の中でグチグチいっていれば、男の子が先に話しかけてきた。


「何…?」

「え?何って?」

何っていきなり聞かれて答えられるわけがない。

「…名前だよ。」


「え。あ、わ、私!?私は、Aだよ?君はなんていうの?」


「俺、アヤト、霧嶋アヤト」

霧嶋?どこかで、、、、んま、いっか…

「宜しくね!」

私は、手を出す


だが、彼は握らなかった。


だから、私は、ムッとして無理矢理握ってやった。
ざまぁみろ!、である!(に、

彼は嫌がり、ものすごい目で睨まれたけれど気にしない!気にしたら負けなのだ。


彼は諦めたのか、されるがままになった。


どうせなら…握り返してもほしかった。

彼の手に温もりを感じ、ずっと握っていれば、彼は、

「いつまで、こうしてんだよ。」

と、いい、私が

「ずうううううっと、だよ!」

といえば、彼はゲッとした顔をして、
「離せ!」

と、手をブンブンふった。

そんな彼を見て、思わず笑みが溢れる。


彼と、こうやって、毎日過ごせたら、と、私は思ってしまっていた。



彼は喰種だというのに___。
そんな事思っていてはいけないのに___。

でも、怖くなかった。


食べられない保障なんてどこにもなかったけれど、彼になら、食べられても構わないと、思った。

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ルカ - ユユさん» ありがとうございますスス!!!(泣 頑張ります!!今日から反省してかきはじめる事を決めたので頑張りますね…!! (2017年6月24日 1時) (レス) id: 44660167ed (このIDを非表示/違反報告)
ユユ - 頑張って下さいね!とても、おもしろかったのです!!!d(`・∇´・) (2017年4月9日 23時) (レス) id: 2748974c4f (このIDを非表示/違反報告)
ルカ - あああ・・・。書きたいけど、気力落ち〜・・・。頑張ってかくかもしれんですけど・・・ (2017年2月4日 9時) (レス) id: c496c91bc4 (このIDを非表示/違反報告)
ルカ - 書く気力ないんですけど、頑張って書こうかな…。 (2017年1月23日 9時) (レス) id: c496c91bc4 (このIDを非表示/違反報告)
ルカ - ふぇ!?ありがとうございます^^!!全然見てなくて!!カルナバルですか?すみません。やってないですね。応援ありがとうございます!!(喜) (2017年1月23日 9時) (レス) id: c496c91bc4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ルカ | 作成日時:2016年6月29日 19時

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