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9話ー兄の姿ー ページ10

Aside



あー暑い




 

 
黒子「あの…」





  『何ですかー』


 暑い 暑い 暑い





黒子「少し休憩しますか」



 

 『いいねいいね、そうしよう』




黒子「では、あそこにあるベンチで」



 そして、ベンチに座った




  ベンチのところはちょうど陰が出来ていて





 
  涼しかった





 『はぁ……』




黒子「これ、家から持ってきたお茶ですよ」




  テツ兄が水筒を渡してきた



 『…あぁ…ありがとう』



  私はその水筒を受け取り飲んだ



 『ゴクッゴック』



  兄も横でお茶を飲んでいた




  今思えば…久し振りだよなぁ





 テツ兄と出かけるの





黒子「もうそろそろ、帰りましょうか」



  『うん…』







 立った…その時風がふいた





黒子「あ…」


  『あ…』





 私とテツ兄の水色の髪がなびいた


  テツ兄のなびく髪をみていた




 『……』




黒子「どうしたんですか」




  『……別に』



  テツ兄が少し大きく見えた




  どんどん、私から遠ざかっていくように思えた






 いつもテツ兄の後ろ姿をみていたはずなのに





  この時のテツ兄の姿がなぜか大きく見えた


 


 そんな秋の日

 

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aid(プロフ) - はやく続きが読みたいです! (2019年1月24日 22時) (レス) id: a0ee256f0a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:白夢 | 作成日時:2015年6月27日 12時

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