【霧崎第一】ダンス部員だった少女は転生トリップしたそうです【黒子のバスケ】

58.季節が過ぎ ページ23

いよいよ、ダンスの大会。大会の演技は順調だった。しかし、審査員特別賞にとどまってしまい全国へは進出できなかった



そして、誠凛のことで頭を抱えていた私だが誠凛とすれちがうことはなく、変に意識しなくても大丈夫だった



ダンスの大会が終わった、今




花「…」


貴「…」




花宮くんの午後の練習に、何故か付き合わされています



花宮くんと、話したあと「いやでも本当にすることないし大丈夫でしょ」と思った私がバカでした。しっかり練習に付き合わされています



しかも体育館に来る人とか、他にいるから
私と花宮くんだけがいる体育館で変に勘違いする人とかいるかもしれないじゃん、………もぅAまぢむりなんだケド…



変に沈黙なのも嫌だし、これが何日も続くのも耐えられないから、そのことを花宮くんに言ってみる




貴「……花宮くーん」


花「あ？」


貴「これさぁ、他の人に見られたら不味くない？」




苦笑いでそう告げた私



そんな私を、花宮くんは黙って私を見据えた
相変わらず何を考えているのか、何を企んでいるのか、分からない目で



暫くすると、いつものように冷たくこう言った




花「……別にいい。困るのはお前だけなんだし」




………良くねぇよ！




＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊




充実した夏休みも終わり、肌寒い季節なってきても、私の生活のなかに特に変わりはなく、制服を厚着に着るようになったことくらいだろうか



…強いて言えば、花宮くんがバスケ部で監督兼主将になったことくらいだ




時がたち、季節は春を迎える

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