【霧崎第一】ダンス部員の少女は転生トリップしたそうです【黒子のバスケ】

7.自己紹介 ページ7

花宮くんの挨拶が終わり、次は私の番となった



貴「新入生代表の罪沢 Aです。暖かな春の光に誘われて＿＿＿＿＿＿＿これで終わります。」



私の挨拶が終わると、拍手が体育館になり響く。聞いてる人は眠たかったのか花宮くんのときより少ない拍手だった。うーん


挨拶は、自分でも上手く出来たと思うほうだ。詰まらなかったし笑わなかったし特別早口でも無かったし。


納得のいく挨拶ができ、満足しながらクラスの列に戻り挨拶をしていたからか妙に集まる視線を感じながら、教室へ向かった



＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊




式が終わり、教室に戻って席に着くと先生が自己紹介をしだした




先生「さっきも言ったように、ここの担任になる山口 さとしだ。えー好きなものはタバ……釣りだ。宜しく。」



如何にも不自然な自己紹介に苦笑。教室が微妙な空気に包まれる。

ウケ狙いでしたのなら少し同情するくらい可哀想なのだが



先生「じゃあ席順に名前と趣味、入りたい部活、言ってくれ」



席順は名簿に並んでるから、私は真ん中よりちょっと早いくらいかな

暫くし、名簿の関係で二つ前の柚子加と前の席の男子の自己紹介が終わると、私の番がきた



貴「罪沢 Aです、趣味は音楽を聞くことです。部活はダンス部に入ろうと思っています。宜しくお願いします！」



そう言って軽く礼をすると、バクバクとなる心臓の音を感じる。
最初の自己紹介ほど緊張するものだ


自分の自己紹介も無事に終えたし私は、さっそくバスケ部の自己紹介も聞いておけるように自己紹介をする人達の順番を確認する

花宮くんの前の席の女の子の自己紹介が終わると、穏やかな顔で自己紹介を始めた



花「花宮 真です。趣味は読書です。入りたい部活はバスケ部です。宜しくお願いします。」



笑顔でそう言い切る花宮さんを自己紹介が終わってからもチラチラと視線を向ける女の子が数人。しかし、私は他とは違うであろう理由で花宮くんから目を逸らさないわけにはいかない心境だった



貴「(嘘ばっかじゃないですか。花宮さん！)」



そうこう花宮さんの自己紹介にツッコミを入れていると、原くんの番が来ていた。そっか、花宮さんと名簿隣だったような


原くんも山崎くんは花宮くんほどツッコむ所もなく、至って普通の自己紹介だった


一喜一憂する忙しく世話しない自己紹介は、いつの間にかクラス全員が終えていた

8.涙→←6.情けないな

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す