【霧崎第一】ダンス部員の少女は転生トリップしたそうです【黒子のバスケ】

33.おかしい ページ41

貴「はぁ…、はっ…。」



男「うぉっ！？ちょ、罪沢そんなに走ってどうしたw」



貴「友との約束を守るために走ってんだよぉおお!!」



男「メロスかw」





あのあと、私は全速力で走り
今は一年の廊下で走っている




………皆さん、お分かりだろうか
あの人目を気にするあの私がｯ、走るという目立つような真似をする、ということは、かなり緊急事態と言うことだ




時々、面白半分に声をかけられれば
しっかり対応する私はすごいと思う





そんなことを考えながらも、足はどんどん勢いを上げて進む




あぁ…もうすぐで安全地帯の教室にはい…








＿＿＿＿＿ﾄﾞﾝｯ







というところで、誰かとぶつかってしまった





貴「ごめんなさい！」








顔を上げると









花「え？」





は、は、は、は…




花宮さああああああんんんんん




やばいやばい絶対怒ってるうううう表に出さないだろうけど怒ってるううううお願いします目で殺さないでえええええ






いかにもいつもより慌てている私を一瞥してから、いつも通りに花宮くんは許してくれた
でも、見られた時ほんの一瞬、花宮くんの特徴的な眉毛がﾋﾟｸｯと動いたんだよなぁ…
絶対花宮くんに嫌われてるわ、私




浮かない顔をしながら、教室のドアを開けた




＊＊＊＊＊＊＊




とりあえず呼吸を整え、落ち着いたところで席に座ると




同時に、横と前からｶﾞﾀﾀﾀｯという椅子の動く音が聞こえた




私は、机を動かした人物に







貴「………原くん、山崎くん。どうしたの…？」








と、尋ねた








山崎くんの方を向くと、若干赤い顔で逸らされ




原くんに声をかけると、ﾊﾟｧﾝｯｯｯと原くんの膨らましていたガムが割れてから、なにー？と返された









………おかしい

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