おとぎの国に堕とされて【短編集】

白雪姫＊青峰大輝【れもんざくら様リク】 ページ11

中学の先輩にとても綺麗な少女(ひと)がいた

真っ白な肌に深紅の唇
闇を思わせる真っ黒な髪
可愛らしい歌声と笑顔

おとぎの国の
白雪姫 が
本から飛び出して来たみたいな少女だった

その少女に少年は恋に似た
憧れのようなものを抱いていた


その少女が、いま、成長した少年の前に、
立っている



「お、まえ…帝光中の…」

『は？アンタ敬語も未だに使えないの？
本当にアホなの？なんなの？死ぬの？』

「は…？」

白雪姫？

前言撤回

白雪姫なんて可愛い存在では無かった

中学の時と変わらない笑顔で

中学の時は聞いたことのない暴言を吐く


『君、帝光中の青峰大輝だよね？』

「俺のこと知ってんのかよ」

『敬語使えよ、糞餓鬼

うん、知ってる

一度直接話してみたかったんだよねー』

「え？」

柄にも無く心拍数が上がる

『一回ぶん殴ってやろーと思ってた☆』

ﾄﾞｶﾞｯ!!!

瞬間、左頬に鈍痛

自分が憧れていた儚げな女性にいま、
華麗な右フックを決められた

あまりに突然だったら思わず尻餅をつく

「ってーな！お前、何しやがんだよ…！」

『黙れ☆
修造に頼まれたの

キセキの世代(カラフル頭's)をぶん殴っといてくれって』

「修造って…まさか…！？」

『そう、帝光中バスケ部の元主将

虹村修造


…あ、名乗り忘れてた
私は虹村A
修造のいとこです☆』

「おい、待て待て…訳わかんねぇよ…」

『アンタ、アホだもんね』

「なんだその目」

『哀れんでるの』

「やめろ！！」


『まぁ、私、あと4人？5人？ぶん殴んなきゃいけないからもう行くわ
じゃーね☆』

「は？え、ちょっ…待てよ！おい！」


その、ゾッとするほど笑みを残して
黒髪を翻して去っていくA


その姿に見とれてしまったのは言うまでもない






その後、
「青峰、もぉええて…」
「いやだから、陳腐だけど、アイツは
俺なんかが触れてしまったら
壊れてしまいそうに脆くて儚くて
――――それなのにとても辛辣で
なんか毒りんごの様な白雪姫に
恋した哀れな狩人の話って感じなんすよ」
と厨二臭いことを延々、部活の先輩に話続けていた




｡:+* ﾟ ゜ﾟ *+:｡:+* ﾟ ゜ﾟ *+:｡
まじでさあっせーーーーーん(土下寝)え、前回の更新12日？え、まじ二週間前？あ、もうこれ土下座するしかないほんとにすいません白雪姫のネタが思いつきすぎて逆に書けないという素晴らしい自体に陥ってました、の割に出来たこれが訳わかめでもう土下座超えて土下寝ですわ、はい

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