☆14 ページ14
「あ！美味しい！」
口の中に入れた瞬間シュワーっと溶けていく
お肉に私は感動していた
「良かった。Aちゃん。食べるの好きそうだなってこの間思ったからさ」
潤さんに連れて来てくれたのは、２つ隣の駅から少し歩いた所にある焼肉屋。
一軒家の一階を店舗にしてあるお店で、内装も赤が基調の煉瓦壁。半個室になっているテーブル席は満席だった
なかなかこの辺じゃ人気なんだよ？
と、潤さんは言っていた
潤さんはてきぱきとオーダーをし、肉を焼いてくれて、私は何もしないまま…それを潤さんオススメの岩塩やタレで楽しんでいる
(私、女子力ゼロだな…)
なんて、潤さんを盗み見ていると、潤さんはチラッと私を見た
「Aちゃん。気にしてる？ごめんね？」
「え？」
「オレ、勝手に焼いたりされるの好きじゃなくて…全部自分でやっちゃったよね。」
「いえ、むしろごめんなさい。食べてるだけで…絶妙な焼き加減にうっとりしてました」
「でも気にしてるでしょ？…女子力見せてないなぁとか？」
潤さんはトングをカチカチとリズミカルに鳴らしながら笑った
(バレてる…)
「分かりやすいですか？私…」
「んー。そうでもないと思うよ…あんまり表情動かさないし、女の子アピールとか媚びたりしないよね。大野さんにも朱里にもオレにもフラット」
(確かにつまらないと、元カレにも言われたな)
「でも」
「？」
「ニノにはずいぶんなついてるなって…」
潤さんの漆黒の艶やかな眼が私を捉えた
「さっき、ベンチで２人で話してるのを見て……イヤだって思ったんだよね。Aちゃん。すごく女の子だった……」
テーブルに置いた左手に潤さんの長い指が重なる
「あ…の」
さらに指が今度は頬に触れる
まるで黒い宝石みたいな瞳が揺らめいて、視線を反らすことを許さない
(吸い込まれそう)
「オレの前でも…女の子になって欲しいな」
「……」
何も言えず、されるがままになっていた私に
潤さんはフッと微笑むと
「なーーんてね。」
スパっと手を離す
「さぁ、食べよ。美味しいもの食べて明日もがんばろー！」
私はドキドキし過ぎて、その後のお肉の味を全く覚えていない……
(潤さん…素敵すぎて心臓に悪いです……)
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櫻宮 - またまたコメ失礼します。櫻宮です。星月夜には愛を謳うのパスワード教えていただけないでしょうか？よろしくお願いします！ (2021年7月23日 16時) (
レス) id: 59853f2783 (このIDを非表示/違反報告)
櫻宮 - 分かりました！わざわざコメ辺ありがとうございますm(_ _)m (2021年7月22日 9時) (レス) id: 59853f2783 (このIDを非表示/違反報告)
咲詩(さきうた)(プロフ) - 櫻宮さん» 櫻宮さん。コメントありがとうございます。お問合わせのパスワードは『夜空を君と公開について』をご覧ください。再公開のため新しい内容ではないです予めご了承くださいm(_ _)m (2021年7月19日 22時) (レス) id: 1da0056f17 (このIDを非表示/違反報告)
櫻宮 - 初めまして。櫻宮です。一つお聞きしたいことがありまして...この[夜空を君と]の３と４がパスワード認証になっており中身が見れません。パスワードを教えていただけないでしょうか？よろしくお願いします。 (2021年7月19日 18時) (レス) id: 59853f2783 (このIDを非表示/違反報告)
咲(智咲)(プロフ) - ぷうさん» コメントありがとう。翔さんにチェロ持たせたいよー( *´艸｀) 似合うと思うの麗しいよね！しかもリベルタンゴを是非！願望駄々もれです(笑)続きも頑張りますね！ (2016年9月13日 20時) (レス) id: ba6a9accd5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：咲詩(さきうた)
| 作成日時：2016年8月17日 9時
