DAY 9 ページ11
今日も修くんのお見舞いに行ってきた。
迅さんは大丈夫だよって言うけどやっぱり心配で…
「貴女は…この間も来てくれた子よね?」
「覚えてくださっていたんですね…」
修くんのお母さんがちょうど来た。
相変わらずクールな表情を浮かべたとてもカッコイイお母さんだ…
修くんのボーダーでの活動の様子を聞かれ、「真面目で仲間思いでとても勉強熱心です」と伝えると
「そうなのね…」と頷いていた。
「ただいま〜」
支部に帰ってみると
「………遅かったな」
そう言ってリビングのソファに座っていた捕虜くんから3枚ほどのメモを受け取る。
1枚目は京介くんからだ。
『レイジさんすみません、バイトが入ってしまったので今日の晩ご飯は作れません。今度代わるので今日の晩ご飯当番代わってください。m(_ _)m』
ほぉ…2枚目はレイジさんだ。
『小南へ 今日は風間と飯に行く約束をしていたから晩ご飯は作れないんだ。悪いが頼む。』
まじか…んで、3枚目は
『璃音へ 今日は防衛任務の後基地でご飯を食べるので晩ご飯おねがーい! 桐絵より♡』
かぁぁぁらぁぁぁすぅぅぅまぁぁぁ!!!!!!!!!!!
「んで、晩ご飯はどうなるんだ?」
「そーだなぁ…んー…」
さて困ったなぁ
「あれ?陽太郎は?」
「ボスと共に本部へ行ったぞ。夕飯は要らないらしい。」
「迅さんは?」
「ジンは知らん」
そっかぁ〜、私餡子苦手なんだよなぁ…
「しゃーない。私が作るか…捕虜くんなにかリクエストある?」
言いながら冷蔵庫を開けると…なんとほぼ空だ。
「ハンバーグ」
「マジいってんの?」
お肉なんかひと欠片もない。
現在午後4時。買い物に行くしかない。
しょうがないのでダッシュで買い物に行ってきた。
「自動的に考えて晩ご飯は宇佐美先輩と私と捕虜くんのぶんだけでいいか。」
捕虜くんは興味津々だ。
「一緒にやる?」
「…手伝ってやらんこともない。」
そう言って京介のエプロンをつけて手伝ってくれた。勿論何か盛ってないか確認済みだ。
出来上がったら宇佐美先輩のところまで持って行って
「「いただきます」」
やっと落ち着ける。
「二人きりでの食事は初めてだな。」
「そうだね。」
そんな会話を交わす。
「料理するのも悪くないな。」
「でしょ?」
交わす言葉は少なくてもとても楽しかった。
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姫蘭華(プロフ) - yukinemさん» ありがとうございます!!グダる予感もしますが一生懸命頑張ります!!(笑)完結までどうぞよろしくお願いしますm(_ _)m (2019年6月26日 5時) (レス) id: cb87232c53 (このIDを非表示/違反報告)
yukinem(プロフ) - 素敵すぎて一気に読んでしまいました。ヒュースも主人公ちゃんも会話のテンポやセンスが良すぎて読んでいて切なくも幸せな気持ちになります。続きを楽しみにしております! (2019年6月26日 3時) (レス) id: 3c2cde60df (このIDを非表示/違反報告)
姫蘭華(プロフ) - やっとユーザー名を姫蘭華に変えました^^;ペンネーム変えたのに今までずっと☆黒猫☆のままだったので…改めまして宜しくお願いしますm(_ _)m (2019年6月8日 5時) (レス) id: cb87232c53 (このIDを非表示/違反報告)
姫蘭華(プロフ) - twiceモモペン☆さん» ありがとうございます!そう言って頂けることが何よりも嬉しいです。これからも頑張りますので宜しくお願いしますm(_ _)m (2019年6月8日 5時) (レス) id: cb87232c53 (このIDを非表示/違反報告)
twiceモモペン☆ - 最高です!私はヒュース推し何ですけど、なかなか小説がないのでとても面白いですっ!これからも頑張ってください!完結を楽しみにしてます! (2019年6月7日 23時) (レス) id: cfa0ae033f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:姫蘭華 | 作成日時:2019年6月2日 11時