ざわめく炎 ページ8
｢へぇ、ここの鏡はどれもこれも立派な物なんだねぇ。｣
｢確かに普通の手鏡とかよりは断然立派だよな、って言いたいところだけど何でホタルは剣みたいなの常に持ってんの？｣
ホタルが偶然か、はたまた必然かどうかは神も知らぬがこの世界、ツイステッドワンダーランドでは女性を大事にする文化。女性が戦いに行く、剣を持たせて戦場の前線で戦わせるなんて女性の方が強い国柄を持つ夕焼けの草原くらいなものだ。そして実際彼女らは戦場の兵士ではなく王宮を守るための近衛兵。
｢あぁ、そういやこの世界には鬼がいないんだったね。｣
思い出したと言うように表情を明るくさせた彼女に彼らは途轍も無く嫌な予感を抱く。
｢あたしがいた日本ってところには鬼がいた。元は人でありながら人を喰らい喰らえば喰らうほど強くなる。けどその代償として美しい朝日と藤の花を嫌うようになる。そんな連中を見つけては斬って、
何でもないという風に語り出した彼女の顔には嘲りの色も、哀しさの色も滲んではいなかった。ただ存在していた事実を話すだけ。
｢最後の戦いであたしは死んだ。お師匠様の最期を看取った言葉は悪いが阿呆みたいに優しい子の盾になってね。｣
満足気な顔で言葉を締めくくった彼女の顔にふと注した暗い暗い陰は何故か。
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鈴懸(プロフ) - 星猫さん» すみません、私は友達であろうと他人であろうと合作する気は全くもってありません。 (2021年10月2日 19時) (
レス) id: b78c3dc165 (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - 知ってるアニメは何ですか？怪談レストランは知ってます？後、一緒に合作しませんか？ (2021年10月2日 11時) (レス) id: f84c743866 (このIDを非表示/違反報告)
鈴懸(プロフ) - 星猫さん» 返信遅れました、コメントありがとうございます (2021年9月23日 21時) (レス) id: b78c3dc165 (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - 初めまして！とっても素敵ですね！高評価しました！ (2021年9月19日 21時) (レス) id: f84c743866 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鈴懸 x他1人 | 作成日時：2021年8月8日 2時
