黒子のバスケ 霧崎第一高校のみんな

２４話 ページ27

・・・私が今いるところは・・・そう

城西高校。

なんかもう、見るからにすごいです。

え？何がって・・・そりゃぁ

生徒１「霧崎がどの面下げてきてんだよ！」

そう、バスケ部の皆さん

生徒２「・・・帰れ。」

『本当に申し訳ありませんでした。』

深々と頭を下げる。

キャ「・・・てめぇが謝ったところで、もう遅い。
あいつは、お前らのせいで今度のＩ．Ｈ出られないんだよ。
頼むから帰ってくれ。」

と、顔をしかめて言うキャプテンさん。

『・・・でも！』

本人に直接謝りたいんです！

そう続けようとしたら・・・

『っ〜〜〜かはっ・・』

正面から腹を殴られた。

・・・副キャプテンさんによって。

他のみんなもこれとばかりに殴ってきた

でも、こんな痛みは・・・けがさせられた選手よりは軽いから・・・

必死に我慢した。

最後、腹をめがけて殴ろうとしていた手が誰かによって止められた。

『・・・・？』

顔を上げてみるとそこにいたのは・・・一人の男の人だった。

男「・・・何やってんだよ。」

生徒３「お前！もう大丈夫なのか？」

男「あぁ。
お前ら・・・何やってたんだよ！」

そう言うとキャプテンさんが事情を説明していた

男「・・・お前ら。
俺が出られないのは今回のＩ・Ｈだけだ。」

その男の人は、一人ひとりを納得させて言っていた。

すごい・・・

『あの・・・。』

男の人に声をかけると、その男の人はこっちを向いてくれた

『すみませんでした。』

また、体中が痛いはずなのに深々と頭を下げた。

顔を上げると、その男の人はフッと笑い

男「気にすんな。」

と優しく言ってくれた。

その言葉に安心し、私はその場で倒れると同時に頭をよぎったのは

・

・

・

この男の人は誰かに似ている・・・誰かは分からないけど。

その疑問だった。

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