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第101話 ページ20

(菊地原side)


風間「何の話だ?」


A「わあ?!」


三上「Aちゃん来てたのね、いらっしゃい!」


歌川「二人ともおかえりなさい!いえ、風間さんを尊敬してるって話ですよ」



彼女は本人が現れるや否や肩を上げて驚いて、風間さんも怪訝な顔をしていた。


…どういう意味でいったのかなんて、別に聞かないけど。



風間「…まあいい。Aは何か用事か?」


A「あ、そうなの。先週一週間休んじゃったから、勉強でわからないところがあって」


風間「見せてみろ」



うちの学校進学校だし、一週間あれば結構内容進んじゃうしな。


紙パックのジュースを飲みながら、テーブルの向こう側で至近距離で話している二人を眺める。


この二人の距離感がすごく近いのも、昔から一緒にいるせいなのか。



一問解説し終わったらしい風間さんが、息をついて飲み物を口に入れる。



三上「…Aちゃん、それ大学入試用の問題集よね?」


A「あ、うん。単元ごとに入試用の問題集まで仕上げてるの」


風間「どうりで難しいわけだ。俺が三年の時にやってたぞ、これ」


菊地原「へえ、Aさんって頭良いんですね、今度勉強教えてくださいよ」


歌川「俺も教わろうかな」


A「ええ、二人には三上ちゃんも蒼也くんもいるじゃない…って、蒼也くんそれ私の」


風間「…?」



風間さんの手には、Aさんがさっきまで口を付けていたマグカップがあった。



歌川「あーっ、すみません!風間さんのカップで出して、」


三上「間接キス…」


風間「…そうか」


A「蒼也くんのだったの、ごめんね借りちゃって」


風間「いや、いい。新しいのを淹れてくる」



Aさんは、そのまま風間さんの飲んでいたのでも気にせず口を付けた。全く狼狽えていないようだった。



菊地原「Aさんって間接キスとか気にしないんですね」


A「んん、…蒼也くんとなら別に、気にしないかな。だって昔は一緒にお風呂も入ったくらいだし」


三上「?!?!」



風間さんと三上先輩の心音だけ早くなるのが聞こえる。…もう追及はいいや。



菊地原「Aさんの焦るポイントってよくわかんないですね」


A「…?」


 

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フォルテ(プロフ) - kasunana__ka10iさん、コメントありがとうございます。続編は先ほどまで準備中でしたが、只今公開しましたのでご覧くださいませ!お待たせいたしました。 (2021年2月18日 18時) (レス) id: d29ecefbc9 (このIDを非表示/違反報告)
kasunana__ka10i(プロフ) - いつも楽しく拝読させていただいています!続編のパスワードはどこでみたらわかりますか? (2021年2月18日 18時) (レス) id: 74459d3d5c (このIDを非表示/違反報告)
フォルテ(プロフ) - ゆかりさん、コメントありがとうございます。少しでもお勉強の励みになれたら幸いです。これからも更新頑張ります! (2021年2月17日 18時) (レス) id: d29ecefbc9 (このIDを非表示/違反報告)
ゆかり(プロフ) - 受験勉強の息抜きに見てるんですが、やっぱり面白いです。これからも応援してます。更新頑張ってください。 (2021年2月17日 15時) (レス) id: 62a35361d3 (このIDを非表示/違反報告)
フォルテ(プロフ) - まるさん、 コメントありがとうございます。読んで頂けて嬉しいです!先程ご指摘いただいた箇所に修正を加えました。主要キャラクターの名前ミスはお恥ずかしい限りです…また誤字や不適切な表現があれば教えて頂けると幸いです! (2021年2月17日 14時) (レス) id: d29ecefbc9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:フォルテ | 作成日時:2021年2月6日 4時

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