ヒロインだった頃の過去なんてもう忘れたい

さんわ。 ページ3

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？？「Aちゃ〜ん！柚のトス打ってぇ！」

「ん〜？は〜い」


七星 柚(ななせ ゆず)。

年齢的には二つ上だけど、普通に接してほしいとの事で。

自己紹介の時は一番印象濃かったな〜……。



柚『セッターのっ、七星柚だよぉ！敬語とか要らないからぁ、気軽に接してねぇ？』


これで終わりかなって思って、

わ〜、濃い人いるな〜。

なんて思ってたから、


柚『あとぉ、可愛い娘は大好物だからぁ……。そうだねぇ、そこの栗色の髪の女の子！可愛いから好きぃ！！』


って私に抱き着いてきたときは驚いたな〜。

その後主将に助けられたけど。


鈴桜『お前なぁ……！突然過ぎて戸惑ってるだろっ！？』


そう言って柚を羽交い絞めにした鈴桜さんもなかなかに印象深かった。


鈴桜『……あ、ごめん！あたし早瀬鈴桜ね！一応ここの主将やらせてもらってる。よろしく！』


鈴桜さんは最年長の17だったかな。

年齢の話はしたがらないんだよね〜。

この年でしたがらないって、もっと年齢上がったらどうするの。


そんなこんなで、だんだんユース内の雰囲気にも慣れてきた。

やっぱり練習は難しく、付いて行くのに精一杯なところもある。

でも実際、やりがいは感じてる。


……英達の関係もこんな風に上手くいけば良いのに。





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