6 専用衣装/ 痛みと怒り ページ6
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ふたりの間に沈黙が訪れる。夏目は何かを言いたげで、でも何も言わずにAを見つめていた。人の気持ちを汲み取るのが苦手なAでも何かを言いたいんだろうと分かる。一緒にいる時間が長かったからか、それは嫌味になるけれど。
( …あぁ、頭が余計痛くなった気がする )
夏目を見ると全部思い出すから、見たくない。見なくてもそこに夏目がいると脳が認識するだけで頭に流れ込んでくる。映像、映像、映像。…ズキズキ、痛い。
「…ごめん、用ないなら私帰るね」
「待っテ！」
「何」
「…A、ちゃんとご飯食べテ…ちゃんと休んデ……」
「…?」
何を、言っているんだろう。
わざわざ引き止めて言うことがそれなの?
夏目が、そんな事言わないでよ。
言った後にAの反応を見るのが怖いのか、夏目は床に視線をズラした。それが益々Aを苛立たせる。
「私がご飯食べれないの知ってるよね? もう忘れた?」
「知ってル…。でモ、いくらなんでも痩せすぎだヨ。立ってるのもおかしいんダ」
「周りの子はもっと細い」
「…前のAは周りの子なんて気にしてなかっタ。いつも生意気で、明るくて…もっと笑ってテ」
「周りが見れてなくて能天気だったってことでしょ。今の私の方が何倍もマシじゃん」
夏目の言葉ひとつひとつが煽っているように聞こえなくて次第にAも普段のアイドルらしさがなくなっている。
あの性格はアイドル向けじゃないから変えなさいって言われてたのに。夏目と話すと今までの努力が無駄になったみたいで。
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かげやま(プロフ) - みそらーさん» こんにちは！コメントありがとうございます！新作です〜🥳こちらこそ楽しんでもらえるようにがんばります✊ (2022年4月2日 15時) (
レス) id: d06e41bbdd (このIDを非表示/違反報告)
みそらー(プロフ) - し、新作ですか…！楽しみです。自分のペースで、応援してます!! (2022年4月2日 15時) (レス) id: 6e5a03b04b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かげやま
| 作成日時：2022年4月2日 0時
