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「あー、酷い目にあったよ〜。まったく……」
ブツブツと文句を言いながら、繁華街の屋根を渡り歩いているA。
ふと、頭に暴れん坊くんの顔がよぎる。
＿＿＿＿にしても、すっごい似てたな。あの子。
つい、彼をかつての友人と重ね合わせてしまう。
……いけない、しっかりしなきゃ。もう昔のことなのに。
雑念を追い払うために、頭をブルンブルンと震わせる。
そんな彼女を、道行く人々は唖然としてみていた。
「こーなったら、家光の家にむりやり押しかけちゃおっかな……」
かなりの注目を浴びているのにも、全く気にしていない。
「って、住所分かんないや。どーし…」
ドゴォッッッ!!!
突如、静寂を破るような爆音が響きわたった。
「……!? 何、今の？」
彼女がいる場所から数十メートル程離れたところで、煙が上がっている。
どうやらその場所が、謎の爆音の原因のようだ。
「へー。もしかして、いよいよ始まったのかな？」
だとしたら早く行かなきゃ。
きっとそこに彼らがいるハズ。
「楽しみ♪」
へへっ、と笑う彼女の姿が一瞬揺らいだ……と、次の瞬間、一陣の風が吹く。
風がおさまった後、街の人々が目を開けたときには、すでに少女は姿を消していた。
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cloud(プロフ) - hit2,695、お気に入り登録20人、評価18票ありがとうございます！ 更新相変わらず遅いですが、頑張ります。 (2015年10月7日 22時) (
レス) id: 3214cbcc4f (このIDを非表示/違反報告)
cloud(プロフ) - 文化祭準備忙しくて、ぜんぜん更新出来なかった…… (2015年9月5日 23時) (レス) id: f465faa1ad (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：cloud | 作成日時：2015年6月28日 1時
